橋本環奈、佐藤大樹の考えた小説の原案にダメ出し!『小説の神様』舞台挨拶
相沢沙呼の小説を映画化した『⼩説の神様 君としか描けない物語』(10⽉2日より公開中)の公開記念舞台挨拶が、10月3日に新宿バルト9で開催。W主演を務めた佐藤⼤樹(EXILE/FANTASTICS)、橋本環奈、久保茂昭監督、主題歌と挿⼊歌を手掛けたアーティストの伶が登壇した。伶は、主題歌「Call Me Sick」を歌唱。無観客で開催されたこの舞台挨拶は、全国137館でライブビューイングされた。
佐藤は、ようやく公開を迎えられたことについて「読書の秋とも言いますし、小説をモチーフにしている映画なので、すごくぴったりな時期に公開できたと思います」と喜ぶと、橋本も「純粋に、公開できてすごくほっとしてます。今日、ファンの皆さんが全国で観てくださってる。それを考えると、喜びもひとしおです」と語った。
また、久保監督は、「三木孝浩監督が友人で、仲が良くて、初日に観てくれたらしくて。こんなにかわいい橋本環奈は見たことがないというコメントをいただいて、うれしかったです」と
『⼩説の神様 君としか描けない物語』は、ナイーブで売れない⼩説家の千⾕⼀也(佐藤)と、秘密を抱えたドSな⼩説家、⼩余綾詩凪(橋本)という真逆の2⼈が、⼀緒に⼤ベストセラーを⽣み出すというミッションを課せられ、奮闘していくという⻘春ストーリーだ。
本作の内容にちなみ、代表して小説の案を考えてきたという佐藤。小説のタイトルは「壁に耳あり 障子にメアリー」で「主人公は中学生のメアリーという少女。嘘がつけないすごく正直者で、でも、推理力が長けていて、誰よりも地獄耳。なので、関わりたくない事件にも関わってしまう」と説明し、笑いが起こる。
「もしも映画化するのなら?」と聞かれると「橋本環奈さん主演で、久保監督で、主題歌ももちろん!」と続けると、橋本は苦笑いしながら「でも、企画書で、『壁に耳あり 障子にメアリー』だと、ちょっと躊躇します。本当にこれを出した瞬間、原作の相沢(沙呼)先生と、(漫画を手掛けた)手名町(紗帆)先生、苦笑してました」とツッコミを入れる。佐藤は「ボツですね。まずい」と頭を傾げ、会場を笑いに包んだ。
また、伶が主題歌「Call Me Sick」を熱唱すると、そばで聴いた佐藤は「最高のひと言です」と感激すると、橋本も「この距離で、まさか聴けるとは思わなくて。特別感があります」と興奮しながらコメント。
伶は「ソロ(E-girls、鷲尾伶菜のソロプロジェクト)一発目の楽曲を、すばらしい映画の主題歌と挿入歌に起用していただき、ありがたいし、光栄に思っています」と感謝した。
取材・文/山崎伸子