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「決して忘れてはならない」「後世まで残さなければ」…Blu-ray&DVD発売の『Fukushima 50』に反響の声

コラム

「決して忘れてはならない」「後世まで残さなければ」…Blu-ray&DVD発売の『Fukushima 50』に反響の声

2011年3月11日に発生した、日本観測史上最大の東日本大震災によって引き起こされた巨大津波によって、未曾有の聞きに陥った福島第一原子力発電所。その現場で日本を守るために戦いつづけた地元福島県出身の作業員たちを描いた『Fukushima 50』(Blu-ray&DVD発売中)。
本稿では、Blu-ray&DVD発売記念の特設サイト「あなたの声を聞かせてください『#フクシマフィフティと311』」に寄せられたたくさんのコメントをピックアップしながら、その魅力を紹介していきたい。

1・2号機当直長の伊崎利夫役を演じた佐藤浩市
1・2号機当直長の伊崎利夫役を演じた佐藤浩市[c] 2020『Fukushima 50』製作委員会

福島第一原発事故の関係者90人以上への取材をもとに綴られた、門田隆将のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を、『沈まぬ太陽』(09)などで知られる社会派映画の巨匠、若松節朗監督が映画化した本作。1・2号機当直長の伊崎利夫役を演じる佐藤浩市と、福島第一原発所長の吉田昌郎役を演じる渡辺謙を筆頭に、安田成美や吉岡秀隆ら日本を代表する実力派俳優たちが集結。今年3月6日に公開され、週末動員ランキングで2週連続ナンバーワンを獲得した。

あの日、福島でなにが起きていたのか…知られざる真実に涙する人が続出

メガホンをとるのは社会派映画の巨匠として知られる若松節朗監督
メガホンをとるのは社会派映画の巨匠として知られる若松節朗監督[c] 2020『Fukushima 50』製作委員会

幅広い世代から寄せられた感想のなかで、とくに多かったのが2011年3月11日の震災当時を思いだし、あの時体験した未曾有の事態を風化させず、次の世代に残していきたいという声。そして、ニュースでは報道されなかった福島第一原子力発電所で起きた真実に心を打たれたという声も。

「映画館で鑑賞し、知らなかった、また忘れていたことも思い出しました。泣きました。決して忘れてはいけない」(50代・女性)
「これほどまでの極限状態に陥る人がいるのか。信じられないような現実。これが東日本を襲った地震であり、現実なんだと後世まで残さなければならない史実です」(40代・女性)
「いつまでもあの日を忘れないだろう。 映画も観に行き、実際あのようなことが行われていたとわかって心が辛かった」(50代・男性)
「東日本大震災を思い出し、そしてあの時、あの場所で何が起きていたかが非常によく表現されていた」(50代・男性)
「死を覚悟して最後まで踏みとどまった技術者たちの方々に心が揺さぶられ、涙が止まりませんでした。素晴らしい役者さんたちのお陰で、得ることができた感情だと思っています」(60代・女性)


そうしたなか、夫婦で東京電力の社員だったという60代の女性からは「映画を観ながら、何度も号泣してしまいました。こんなに命をかけて現場でがんばっていた人がいたのだと思いました。本店で対応に追われていた後輩と話をしたところ、当時映画のシーンそのままに怒鳴っていた政府の方がいたり、関わっていた誰もが最悪の事態にならないように誠心誠意尽くしていたことを知りました。あの事故の後、東電社員だということに肩身の狭ささえ感じましたが、この映画を観て誇りに思えました。後世に残してほしい映画です」との感想が。本作で描かれるシーンの数々が、いかにリアルだったかを物語っている。


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