TIFFCOMが池袋で開催!新シネコンも2つオープンし、池袋が映画の町に
今年で14回目を迎える東京国際映画祭の併設企画TIFFCOMが、2017年より池袋・サンシャインシティをメイン会場として移転・開催することが決定した。2月20日にTIFFCOM2017 豊島区共同記者会見が豊島区区役所で行われ、高野之夫氏(豊島区長)、迫本淳一氏(ユニジャパン理事長)、椎名保氏(ユニジャパン副理事長)らが登壇した。
TIFFCOMとは 映画、TV、アニメーション、出版などを扱うマルチコンテンツマーケットのことで、2016年は延べ来場者数18,330人、出展団体数356(21の国と地域)、バイヤー登録数1,539人(49の国と地域)という実績を誇る。
迫本理事長は「2017年はTIFFCOM にとって大変大きな転換点になると確信しています」と力強く語った。「TIFFCOMは国際的なコンテントの見本市です。いまはネットで商談が容易にできる形になっていますが、よりリアルなフェイストゥフェイスのコミュニケーション、リアルでしか得られないものが重要になってきていると思います。そういう意味では外国からのさまざまな方にTIFFCOMに参加していただきたい」。
開催場所となる池袋については椎名副理事長は「町自体でエンタテインメント、アート、カルチャーなどをいろいろと楽しんでいただこうと進んでいる場所。インフラ、ソフトも充実していてアクセスも良く、開催場所としては便利だしありがたい」と利便性の良さを強調した。
高野之夫豊島区長も「池袋で開催されるのは大変名誉なこと。国際アート・カルチャー都市を目指していて、今後はサンシャインを中心に4つの公園(池袋西口公園、南池袋公園、中池袋公園、造幣局跡地の新公園)などでいろいろなイベントを開催していきます。TIFFCOMも区民あげてのイベントとしてしっかりと進めていきたい」と気合十分だ。
さらに東京都との連携について高野区長は「地元から小池百合子都知事が誕生しました。いろいろとお会いする機会もたくさんあるし、ちょっとひいきしていただいています(笑)。この機会に積極的に売り込みたいと思っているので、ぜひ協力していただきたい。良い風が吹いていると思っています」と笑顔で述べた。
TIFFCOM2017は2017年10月24日(火)~26日(木)に、サンシャインシティコンベンションセンターなどで開催される。なお、池袋自体は2020東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、2つの新シネコン22スクリーンがオープン予定で、新宿や渋谷に次ぐ映画のメッカを目指していくという。【取材・文/山崎伸子】