菅田将暉主演『キャラクター』21年公開!セカオワFukaseが美しき殺人鬼役で俳優デビュー
<キャスト・スタッフ コメント>
●菅田将暉(山城圭吾役)
「映画『キャラクター』。久々の永井組に心躍りました。が、前回よりも悩みながらの現場でした。オリジナル脚本で“キャラクター”という題材。キャラクターとは“個性”でありその人の“生き様”。いまとても重要なテーマだと思い向き合っていきました。
そんななか、SEKAI NO OWARIのFukaseさんが出演します。現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした。そしてやっぱり物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、少し儚げで美しかったです。きっとびっくりすると思います。僕自身完成が楽しみです」
●Fukase/SEKAI NO OWARI(両角役)
「オファーをいただいた時は正直とても悩みました。果たして自分に務まるのか、ご迷惑をかけてしまうのではないかと。しかし、1年間以上の長い時間をかけて準備することができたので、撮影が始まるとほどよい緊張感のなか非常に楽しく過ごさせていただいてクランクアップを迎えた時には涙があふれそうになりました」
●長崎尚志(原案・脚本)
「この映画の実現には、実に10年を費やした。設定はあまり変わっていないが、最初の原案の主人公は女刑事だった。手直しを加えつづけたが、プロジェクト自体がなかなか進まない。そろそろ小説にでも切り替えようと考えていた矢先、本気で映画化を考えるとの連絡。半信半疑だった。本当なんだと思ったのは、撮影が始まってからだった。
菅田将暉さんは主人公のイメージ通りと、はなから満足していたが、撮影現場でまさかの驚きがあった。なんと20代の浦沢直樹氏に似ている……聞けばマンガ家の動作を学ぼうと『浦沢直樹の漫勉』を研究したとか。だからなのか?才能のある役者は乗り移るのだろうか。両角役がFukaseさんと告げられた時は、正直理解不能だった。彼のイメージは、天使のような声を持つ少年。え、その人が殺人鬼?だが映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生みだし、作品をグレードアップさせている。
『キャラクター』は、創作者の心の闇を描いた作品だ。だがそれ以上に、展開の読めないドキドキ感――観る人の想像を超えるエンターテインメントであることを約束しよう!」
文/サンクレイオ翼