『鬼滅の刃』、歴代1位『千と千尋』超えまで20億円!『滝沢歌舞伎』など新作もランキングに多数
2020年も残すところあとわずか。12月5・6日の週末映画動員ランキングは、新作が何本もランクインしてフレッシュな顔ぶれとなった。
原作コミックも絶好調の『鬼滅の刃』が8週連続首位に
公開8週目にしていまだ首位を走り続ける『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。土日2日間で動員46万6000人、興収6億5600万円をあげており、累計では動員2152万人、興収288億円を突破している。これは、歴代1位『千と千尋の神隠し』(01)の308億円まであと20億円足らずというところまで迫ってきている状態だ。
12月4日には、原作コミックの最終巻となる23巻と公式スピンオフ漫画「鬼滅の刃 外伝」も発売に。全国各地の書店に多くのファンが駆けつけ完売となるなど、こちらも衰え知らずの大人気ぶりを示している。
動員19万7000人、興収2億4500万円をあげた『STAND BY ME ドラえもん 2』は2位に入り、3週連続で順位をキープ。ほかの既存作品では、『ドクター・デスの遺産 ―BLACK FILE―』が8位、『罪の声』が9位、『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』は10位となった。
『滝沢歌舞伎』に『Fate/Grand Order』、『サイレント・トーキョー』など新作が続々ランクイン
3~7位は初登場作品が並ぶ結果に。新作ではトップとなる3位には、滝沢秀明が演出を手がけ、Snow Manがメインキャストを務める『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』が動員13万8000人、興収3億9900万円をあげてランクイン。
4位は全世界で5000万ダウンロードを突破した人気ゲーム「Fate/Grand Order」初の劇場アニメーション『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編 Wandering; Agateram』となり、佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊ら豪華キャストが出演した『サイレント・トーキョー』は5位。「チャーリーとチョコレート工場」で知られる児童文学作家ロアルド・ダールの人気作をアン・ハサウェイ主演で映画化した『魔女がいっぱい』は6位につけている。
また、来年1月の新作公開に向けて再上映された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの第1作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(07)も7位に入っており、シリーズの強さを感じさせる。なお、本作に続いて『~破』(09)、『~Q』(12)も再上映される予定となっている。
今週末の公開作品には、『今日から俺は!!劇場版』の福田雄一監督が三国志を独自の解釈で描く『新解釈・三國志』や、三浦春馬の主演作である『天外者』といった作品に注目が集まっている。
これら新作が週末映画動員ランキングにどのように絡んでいくのか要注目だ。
文/サンクレイオ翼
1位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
2位 STAND BY ME ドラえもん 2
3位 滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie
4位 劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編 Wandering; Agateram
5位 サイレント・トーキョー
6位 魔女がいっぱい
7位 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
8位 ドクター・デスの遺産 ―BLACK FILE―
9位 罪の声
10位 羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来
※興行通信社調べ
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