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アメリカ村に海遊館、HEP FIVE、なんばパークスも…『ジョゼと虎と魚たち』で大阪を“街ブラ”気分

コラム

アメリカ村に海遊館、HEP FIVE、なんばパークスも…『ジョゼと虎と魚たち』で大阪を“街ブラ”気分

強がるジョゼがかわいいアメリカ村

アメリカ村でクレープを食す
アメリカ村でクレープを食す[c]2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project

海へ行ったのを機に、恒夫は家に引きこもっていたジョゼと一緒に様々な場所へと繰りだしていく。多くの古着屋やレコード店が並ぶ若者の街、大阪ミナミのアメリカ村では、ジョゼが初めてのクレープを体験。その味に目を輝かせ、夢中になってかぶりついている様子を見た恒夫に「もしかして、初めて?」と聞かれ、「初めてちゃう」と強がってしまう姿がなんとも意地っ張りなジョゼらしい。

対照的なジョゼと恒夫の反応が楽しいHEP FIVEの観覧車

大阪を代表する繫華街であり、ビジネス街でもある梅田。そのランドマークになっている複合商業施設HEP FIVE(ヘップファイブ)も登場。シンボルの地上106mを誇る赤い観覧車に乗り込むふたり。ジョゼがその景色に興奮しているそばで、高い所が苦手な恒夫は乗り物酔いもあり、ぐったりしてしまう。

観覧車からの景色に大はしゃぎのジョゼ
観覧車からの景色に大はしゃぎのジョゼ[c]2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project

どんな映画を観たのかが気になる!?なんばパークス

大阪球場の跡地に誕生した南海なんば駅直結の複合施設、なんばパークスにも遊びに来たジョゼたち。なんばパークスシネマで映画を鑑賞し、ジョゼが涙ぐむ姿も。この場所には、オフィス棟や公園があるほか、商業棟には200軒を超える店舗が集っており、恒夫とジョゼもきっと目移りしたに違いない。


なんばパークスで映画鑑賞
なんばパークスで映画鑑賞[c]2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project

ジョゼの成長を感じられる、天王寺公園周辺エリア

続いて、2014年にオープンした地上300mの日本一の超高層ビル、あべのハルカスを臨み、天王寺公園の南東部に位置するエントランスエリアの“てんしば”へ。大勢がひなたぼっこをしている芝生をふたりで散歩しながら、ジョゼがシャボン玉を吹くほのぼのとしたシーンも。

ジョゼと恒夫の距離が縮まっていく
ジョゼと恒夫の距離が縮まっていく[c]2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project

また、公園に隣接する100年以上の歴史がある天王寺動物園にも訪れている。園内にはオスとしては国内最高齢のアムール虎の“センイチ”がいる。障がいを抱える彼女は、健常者を“虎”と呼び警戒すべき対象と見ていた。しかし、恒夫との交流によって、外の世界やそこにいる人たちとも向き合おうとしており、その気持ちがここに表れている。

天王寺動物園で虎を見るジョゼ
天王寺動物園で虎を見るジョゼ[c]2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project

“海の中”にいるような映像が幻想的な海遊館

大学では海洋生物学を専攻し、メキシコに留学してそこに生息する魚を見るのが夢の恒夫。一方、ジョゼも空想の世界でクジラや魚たちと泳ぐところを想像するなど、海への憧れが強い。そんなふたりが1990年に開館した海遊館を観覧する様子は、わずかな時間ながら心に残る場面になっている。館内はトンネル型のアクアゲートになっており、ジョゼも「海の中や…」と感動を抑えることができない。

まるで海の中にいるような感覚になる海遊館
まるで海の中にいるような感覚になる海遊館[c]2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project

また、ジンベエザメをはじめ約620種30000点の生き物が飼育されており、ジョゼが「あれは?」と魚を指さすたびに、恒夫は生き生きとしながら説明してあげる。この心温まる描写について清原も、「海遊館は小さいころに行ったことがあります。恒夫がジョゼに、魚のことをいっぱい話すシーンは素敵ですよね。観ていて幸せな気持ちになりました」とおすすめしてくれた。

ジンベエザメも登場
ジンベエザメも登場[c]2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project

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