藤原竜也、公開前から続編やる気満々の竹内涼真にぼやき「なんで先走っているんだ…」
藤原竜也と竹内涼真がバディを組み、芥川賞作家の吉田修一の同名小説を「海猿」シリーズの羽住英一郎監督が映画化した『太陽は動かない』が3月5日(金)より公開される。それに先駆けて23日、「ミッション!全国のバディと繋がれ! 映画『太陽は動かない』生中継イベント」が開催。これまで数々のミッションに挑んできた藤原と竹内の2人が、全国9都市からリモートで参加した視聴者と交流しながら、続編製作への意欲をのぞかせた。
24時間ごとに定期連絡をしなければ心臓に埋め込まれた爆弾が爆発してしまう、秘密組織AN通信のエージェントの鷹野(藤原)と、その相棒の田岡(竹内)が、「全人類の未来を決める次世代エネルギー」の極秘情報をめぐり、世界各国のエージェントたちと命がけの頭脳戦を繰り広げていく本作。市街地の道路を完全封鎖したカーアクションや、列車を丸ごと貸し切ったアクションシーンなど、東欧ブルガリアで行われた日本映画の常識を超えた大規模な撮影が公開前から話題を集めている。
これが公開前最後の生配信イベントということで、気合をみなぎらせる藤原と竹内。昨年5月に放送されたWOWOW「連続ドラマW 太陽は動かない -THE ECRIPSE-」から連なる長期間の撮影の思い出を訊ねられると、竹内はドラマ版の撮影で訪れた福島を挙げ「何時間も朝まで一緒に宙吊りで爆弾処理のシーンを撮影して、日が昇ったら撮影が終わる。朝起きて竜也さんと一緒にジムでトレーニングをして、美味しい定食屋さんでご飯を食べて、少し休んでから撮影にいくというのを10日間くらいつづけました。毎日同じルーティンで過ごしたことがすごく濃い思いです」と振り返る。
また、メガホンをとった羽住監督が早くも続編の製作を希望しているという話題があがると、「クランクアップの時からずっとやりたいと言ってるんですけど…」という竹内に対し、「僕のなかでは公開前にお客さんの反応も分からないのに続編が決まるっていうことはないんです。なんで先走っているんだ…」とぼやく藤原。「モチベーションも集中力もキープしながら走り続けて、クランクアップを迎えたあとに羽住監督やスタッフとご飯に行ったんですが、そこで“続編はやらない!”って言ったらみんなからテーブルにあったおしぼりを投げつけられました(笑)」と裏話を告白。
そして藤原は「そういう企画があるなら乗らせていただきたいですが…」と呟くと、「次回作では佐藤浩市さんの側に行きたいです。僕が指令を出して、田岡にブルガリアに行ってもらう(笑)」とまさかの提案が。それには竹内から「それはもうバディじゃないです!」と鋭い指摘が入れられたものの、藤原は「心のバディだよ!距離はあるけど、このご時世はソーシャルディスタンスだからね」と器用にかわした。
最後に竹内は「僕たちは次回作をやる気満々!」と改めて続編への意欲をのぞかせ「観た後に本当にスカッとする、本当におもしろい映画を観たなと思っていただけるような自信たっぷりの映画になってますので、劇場に足を運んでください」とコメント。藤原も「今日が僕と涼真の活動してきた集大成の生配信」と前置きをした上で、「大変な時期ですが皆さんの力をお借りして、一人でも多くの方に観ていただければと思っております」と、いよいよ迫る公開への熱い想いを語った。
文/久保田 和馬