生徒会長役の池田エライザにサンシャイン池崎も!?「賭ケグルイ」中毒者たちが“狂いまくった”魅力を語る

インタビュー

生徒会長役の池田エライザにサンシャイン池崎も!?「賭ケグルイ」中毒者たちが“狂いまくった”魅力を語る

生徒会長こと池田の推しキャラは芽亜里!miletは蛇喰夢子と生志摩妄と回答

池田エライザの推しキャラは森川葵が演じる早乙女芽亜里
池田エライザの推しキャラは森川葵が演じる早乙女芽亜里[c]河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX[c]2021 「映画 賭ケグルイ2」製作委員会

夢子のほかにも個性際立つキャラクターが数多く登場する「賭ケグルイ」。共演者の激烈なパフォーマンスを間近で見ていた池田が最も推すのは、「漫画もそうですけど、(早乙女)芽亜里が大好きです。絶望的な展開が多いなかで、芽亜里はみんなの支えじゃないですか?彼女を拠りどころにして映画やドラマを観ているところもあります」とぞっこんぶりをアピールする。さらに「演じている森川(葵)さんは天才ですから。人を惹きつける力がスゴいので、フィールドをすべて使って動く森川ちゃんをずっと見ていられるんです」。

「蛇喰夢子と生志摩妄が1位タイで好きです」と語るのはmilet。「妄に関しては、私もあそこまで狂えたらな、という憧れでもあります」。

池崎は男性キャラを激推し!加藤はユメミのセリフに「ハッとさせられました」

蛇喰夢子に扮する浜辺美波の演技を「圧巻!」と絶賛するサンシャイン池崎
蛇喰夢子に扮する浜辺美波の演技を「圧巻!」と絶賛するサンシャイン池崎[c]ワタナベエンターテインメント

それに対して、サンシャイン池崎は男性陣を猛プッシュ。「実写版では高杉真宙さん演じる鈴井涼太と矢本悠馬さん扮する木渡潤が好きです。鈴井のうるさいリアクション、ツッコミが気持ちいい。木渡はドラマ、映画ではめちゃカッコいい!」と前のめりに。「漫画しか見ていない人は実写版での世界観の再現度をぜひ観てほしい!役者さんの怪演っぷりがたまんないです!」。

高杉真宙演じる鈴井涼太のうるさい(?)リアクションにも注目
高杉真宙演じる鈴井涼太のうるさい(?)リアクションにも注目[c]河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX[c]2021 「映画 賭ケグルイ2」製作委員会

マニアック度が上がってきたところで、今度はシリーズを通して、一番のお気に入りのセリフを聞いてみると…。「夢子の『出血を覚悟しなければ、人は騙せませんよ』というセリフに共感しました」とサンシャイン池崎。「芸人もリスクの高いネタやケガをするぐらいのキャラをやりきってこそ大きな笑い、成功がある」と身の引き締まる思いだったそう。

加藤は、「夢見弖ユメミの『踊り狂ってる暇があるなら私の歌を聴けよ!なんでライブでお前らが一番汗かいてるんだよ!!』です」と、自分の胸にズシッと響いたセリフを挙げる。「自分もライブに行くと踊って汗をかくことが多いので、着替えを持っていくこともあります。だから、あのセリフにはハッとさせられました(笑)」。

初心者ながら「賭ケグルイ」にハマってしまったアルコ&ピースの平子
初心者ながら「賭ケグルイ」にハマってしまったアルコ&ピースの平子

初心者ながら本作に魅了されたという「アルコ&ピース」の平子は、「蛇喰夢子の目の演技が圧巻です。特に今回注目すべきは“敗け”の目。夢子の敗けを通して人間性、物語の奥行が格段に増しました。それと、藤井流星さんが演じる敵キャラ、視鬼神真玄の狂気と知性、指先のみならず毛先にすら宿るそこはかとないエロス!」と熱いコメント。「タイトルの“グルイ”を演者たちが遺憾なく発揮し、それぞれの表現として芸術的に昇華させている。緊張感と解放で息が止まりそうでした」。

miletと池田が語る、主題歌担当・出演者ならではの“たぎるポイント”

主題歌を「狂うように歌った」という歌手のmilet
主題歌を「狂うように歌った」という歌手のmilet

miletは主題歌「checkmate」を歌った時の、血がたぎるような独特な高揚感を振り返ってくれた。「いっそこの作品のように狂ってしまえ!と、酸欠になりかけながら歌ったんです」と述懐。「『checkmate』はクールでアグレッシブに聴こえる楽曲ですが、歌っている最中は最高に楽しく、華麗にクレイジーになることができたと思います」と語り、「狂うほど楽しくなっていく蛇喰夢子の気持ちが少しわかったような気がします」と作品世界との共鳴を強く訴えた。
 
「あー迷うなあ」としばし考えてから答えてくれた池田は、自身の演じる綺羅莉が今回の劇場版で夢子に向かって言う「『楽しませてちょうだい』ですね」といたずらな笑み。「それを受けて、夢子は『もちろんです!』って言うんですけど、あそこはシチュエーションも含めてビリビリってきました。綺羅莉のファンは世界中にいっぱいいるんですが、あのシーンはみんな悶絶するでしょうね(笑)」

ふだんはかわいらしいが、ギャンブルになると一変する夢子
ふだんはかわいらしいが、ギャンブルになると一変する夢子[c]河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX[c]2021 「映画 賭ケグルイ2」製作委員会

最後は、『賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』の魅力と見どころを、「賭ケグルイ」キャストを代表して池田に語ってもらった。

池田は、今作ならではのおもしろさを役者側の視点で紹介してくれた。「会長はこれまで生徒たちを見ているだけだから、座りすぎて腰痛になったりしたんですけど…」と冗談を交えたうえで、「今回は『綺羅莉が立った!』じゃないですが(笑)、やっと賭場に出ましたので、多少はお役に立てたと思います」。

そして、初めて体験したギャンブルシーンについても、「楽しかった!」と告白。「みんなみたいに熱いテンションでいけない寂しさはまだあるけれど、敵か味方かもわからなかった夢子とどこかで通じ合えている感覚も味わえて。あれは、自分でも想定外でした。こういうお芝居の仕方もあるんだと思ったし、美波とそういう協力関係が築けたのもうれしかったですね」と、夢子と綺羅莉、視鬼神が三つ巴のバトルを繰り広げるシーンを振り返ってくれた。

本作最大の見どころは「指名ロシアンルーレット」。夢子と綺羅莉、最凶のヴィラン視鬼神が三つ巴のバトルを繰り広げる
本作最大の見どころは「指名ロシアンルーレット」。夢子と綺羅莉、最凶のヴィラン視鬼神が三つ巴のバトルを繰り広げる[c]河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX[c]2021 「映画 賭ケグルイ2」製作委員会

それがどんなシーンになっているのかは映画を観てのお楽しみだが、ラストバトルはシリーズ最大のクライマックス!これまで以上のスリルと興奮が味わえるのは間違いない。

■池田エライザ
1996年生まれ、福岡県出身。2009年、ファッション誌「ニコラ」の第13回ニコラモデルオーディションでグランプリを受賞し、2011年『高校デビュー』にて映画作品デビュー。『ルームロンダリング』(18)『貞子』(19)などで主演を務め、「賭ケグルイ」シリーズではドラマから『映画 賭ケグルイ』(19)『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』(6月1日公開)まで生徒会長桃喰綺羅莉役を演じる。
近年は『夏、至るころ』(20)で初監督を務めるなど、多方面で活躍中。

■milet
東京都出身。2019年にメジャーデビュー。Toru(ONE OK ROCK)プロデュースの曲「inside you」で注目。『映画 賭ケグルイ 絶対絶命ロシアンルーレット』主題歌「checkmate」がdigital singleとして配信中。全国11箇所を巡る初の全国ホールツアー「milet 1st tour SEVENTH HEAVEN」が6月5日(土)より開催予定。
・公式サイト:https://www.milet.jp/

■加藤諒
1990年生まれ、静岡県出身。10歳のときにTV番組「あっぱれさんま大先生」でデビュー。犬童一心監督の『金髪の草原』(00)で映画初出演を果たし、その後NHK大河ドラマ「真田丸」、映画『翔んで埼玉』(19)、舞台「パタリロ!」など、ドラマから映画、舞台まで幅広いジャンルで話題作に出演。映画『老後の資金がありません!』(10月30日公開)が控える。

■サンシャイン池崎
1981年生まれ、鹿児島出身のお笑い芸人。2007年に芸能界デビューし、テレビやラジオなどで活躍中。現在は保護猫活動にも積極的に参加しており、Twitterの猫専用アカウントのフォロワー数は51万人を突破するなど話題に。

■平子祐希(アルコ&ピース)
1978年生まれ、福島県出身のお笑い芸人。2006年、酒井健太とお笑いコンビ「アルコ&ピース」を結成。『THE MANZAI 2011』『THE MANZAI 2012』において連続で決勝進出を果たし、一躍知名度を上げた。愛妻家としても有名で、2020年に著書「今日も嫁を口説こうか」(扶桑社)を出版。テレビ番組『勇者ああああ』、ラジオ番組「アルコ&ピースD.C.GARAGE」などで活躍中。

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