TikTokerしんのすけが『いのちの停車場』に感じた、若い世代が“生きるヒント”「大切なことを優しく伝えてくれる」
「僕のことをいつも応援してくれる母に感謝しました」
全編にわたって“命の大切さ”が紡がれ、身近な人の存在が決して「当たり前ではない」と感じる人も多いはずだ。しんのすけは、「母への感謝」を改めて噛みしめたという。
「僕は映画が好きで、映画の道を志して、この業界に入りました。それもすべて母が応援してくれました」と切りだし、「そういったことを考えても、誰かの存在が重要な決断に影響することってたくさんあると思うんです」と想いを巡らせる。「『いのちの停車場』というタイトルには、もちろん“命がしまわれる場所”という意味もありながら、人生を歩んでいる人にとっての“立ち止まって考える場所”という意味合いも込められているのかなと感じました」。
「咲和子先生や野呂、麻世も、そして各エピソードに出てくる家族もみんな、患者さんの姿と向き合うことで『これから自分はどうやって生きていくのか』と、この先のことを考えていく。僕自身も映画を観ていてそう感じることの連続でしたし、母のことを考えたりしました」とにっこり。「決断や継承、生死についてなど、生きるうえでの大切なことを優しく伝えてくれて、とても好きな映画です」と語っていた。
構成・文/成田おり枝
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