3時のヒロインが『いのちの停車場』に感涙!映画館で語り合う、両親と相方への想い

インタビュー

3時のヒロインが『いのちの停車場』に感涙!映画館で語り合う、両親と相方への想い

「家族に“ありがとう”と伝えたくなった」

家族のような温かな絆をはぐくんでいく
家族のような温かな絆をはぐくんでいく[c]2021「いのちの停車場」製作委員会

――本作を観た方にお話を聞くと、やはり「家族に感謝したくなった」という人が多いようです。皆さんが、両親やご家族に感謝していることがあれば教えてください。

福田「私はお母さんと2人暮らしだったので、上京する時にもお母さんを置いていくことがすごく気がかりだったんです。でも夢を叶えたいという気持ちもあったので、“月イチでお母さんに会いに大阪に行く”と決めて、上京しました。東京の私の家に、お母さんはいつも私の大好きな餃子を送ってくれるんですが、その段ボールの中に1万円を入れてくれていたりする。『ちょっとしかないけど、ごめんやで』という手紙が添えられていて、それを見た時に『絶対に売れよう』と決心しました。いまでも机の上にその手紙を置いて、頑張りどきに見返したり、ありがたみを噛み締めるようにしています」

ゆめっち「すごくいい話。泣きそうになった…」

福田「お父さんが亡くなった瞬間から、私はお母さんが生きていることが奇跡だと思うようになって。生きている間はいっぱい感謝して、恩返ししたいと思っています。やっぱり“生きている”ということは、一番尊いこと。私も親を亡くしてはじめて、そのありがたみがわかった。そういった経験がない方でも、この映画を観たら、家族がいることや、命の尊さが噛み締められる気がしています」


「親の無償の愛を感じた」というゆめっち
「親の無償の愛を感じた」というゆめっち撮影/河内彩

ゆめっち「中学生のころ、私は反抗期で、お父さんやお母さんにひどいことを言っていたと思います。高校で寮に入って、家を離れてみると、ご飯を作ってくれたことや、洗濯や掃除など『いつもこんなに大変なことをやってくれていたんだ』と思うことばかり。『ありがたいな、私は甘えていたんだな』と実感しました。部活がつらくて『辞めたい』と思った時には、『あともう少し頑張ってみなさい。それでも無理だったら、迎えに行くよ』と言ってくれて。その言葉だけで頑張れたし、親の無償の愛を感じました。あれだけ反抗してきた私を、全部包んでくれたんです。本作を観て、家族のことがパッと頭に思い浮かびましたし、改めて、ちゃんと感謝を伝えないといけないなと思いました」

かなで「私も家族に感謝することばかりなんですが、なんだか恥ずかしくて、きちんと言うことはできていないですね。でもいまこうやって芸人をできているのも、日々を楽しく過ごせているのも、家族のおかげだと思います…(泣)」

福田「また泣いてる!もうええて!」

ゆめっち「あはは!」

かなで「すみません、泣き虫なんです。うちの親は一見ドライなので、言葉でなにかを言ってくれたりすることはないんですが、私たちが出るテレビを必ずチェックしてくれたり、ライブにも来てくれます。『あんた太り過ぎ』とか『身体、どれだけデカくなるの』と言ってきたりしますが、『いつも気にしてくれているな』とものすごく感じています。この映画を観て、『ありがとう』と言っておくべきだなと思いました」


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