第1部と第2部が5分でわかる総復習!『Gのレコンギスタ III』で、物語はいよいよ後半戦へ
運命のように引き寄せられたベルリとアイーダの関係性の変化
主人公であるベルリ・ゼナムは、キャピタル・ガードの候補生であり、タワーでの宇宙実習の際に、海賊部隊の襲撃に遭遇する。タワーを襲ったのは、G-セルフに乗ったアイーダ・スルガンだった。
ベルリの活躍によって、アイーダとG-セルフはキャピタル・ガードに拿捕されてしまう。宇宙から飛来したG-セルフには特殊なロックがかかっており、最初に乗っていたラライヤ・マンディのほかには、なぜかアイーダとベルリにしか反応しない。かくして、ベルリはG-セルフに乗り込むことになり、激しい戦闘へと引き込まれていく。
アイーダの所属する海賊部隊はアメリア軍の秘密独立部隊であり、アイーダはアメリア軍総監グシオン・スルガンの娘でもあった。海賊部隊は、国家の要人令嬢であるアイーダの救出作戦を展開し、その戦いでG-セルフに乗ったベルリはアイーダの恋人であったカーヒル大尉を手にかけてしまう。
カーヒルの死によって、一度は撤退した海賊部隊だったが、アメリア本国からアメリア大統領の息子であるクリム・ニックが着任し、アイーダの救出作戦が続行される。アイーダは混乱のなか、G-セルフで脱出を試みる。彼女に心を惹かれていたベルリは、G-セルフに一緒に搭乗し、キャピタル・テリトリィから離脱。その後、ベルリは海賊部隊の一員として行動を共にする道を選ぶのだった。
戦いの舞台は地球から宇宙へ!新たな脅威の存在も…
一方、ベルリ救出の名目でキャピタル・アーミィは、海賊部隊の母艦〈メガファウナ〉の追撃を開始する。謎の男、マスクが率いるキャピタル・アーミィの部隊と戦闘を続けるメガファウナは、アメリア軍が艦隊を用いて展開するキャピタル・タワー奪取作戦に協力し、その陽動として地球の周回軌道上へと移動。アメリア軍とキャピタル・アーミィの戦いの舞台は宇宙へと移っていった。
そして、アメリア軍、キャピタル・アーミィ、メガファウナはキャピタル・タワーの最上部に位置するスコード教の最高の聖域であり、フォトン・バッテリーの受け取りの場でもあるザンクト・ポルトに到達。そこで、宇宙からの新たな脅威が迫っていることを知ることになる。
自分の恋人を殺した相手でありながらも、共に戦うなかで次第にベルリの実力を認めていくアイーダ。そんななか、ベルリは、思いもよらないアイーダとの隠された関係を知ることになる…。
地球圏から宇宙へと戦いの場を移すことになる『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」は、G-セルフの起動の謎、ベルリとアイーダの出生の秘密、迫り来る宇宙からの脅威の正体とその目的が明かされる。そして、物語は多数の勢力と思惑が入り乱れる状況に突入。
また、ガンダム公式 YouTube チャンネル「ガンダムチャンネル」では、映画プレゼンターの赤ペン瀧川による解説動画「これだけ観れば『G-レコ』のすべてがわかる!劇場版『Gのレコンギスタ』を赤ペン瀧川が5分で解説!」も公開されている。しっかり予習&復習をして、後半戦に向けてブーストがかかる第3部の衝撃をぜひ劇場で体感してほしい。
文/石井誠