釜山国際映画祭にソン・ジュンギ、ユ・アイン、パク・ソダムなどドレスアップしたスターが勢揃い!
現地時間10月15日に閉幕したアジア最大級の映画祭、第26回釜山国際映画祭。2年ぶりに大勢の観客を迎えてオープニング・セレモニーが行われた。司会を務めた『スペース・スウィーパーズ』(21)のソン・ジュンギ、『パラサイト 半地下の家族』(19)のパク・ソダムのほか、ドラマ「ヴィンチェンツォ」でソン・ジュンギと共演したチョン・ヨビン、ドラマ「わかっていても」「夫婦の世界」で日本での人気も急上昇中のハン・ソヒ、Netflixオリジナル作品「地獄が呼んでいる」の全世界配信を控えるユ・アイン、「梨泰院クラス」のアン・ボヒョン、ポン・ジュノ監督らが歩いたレッドカーペットの模様をまとめてプレイバック。
女優たちは、センスと個性が光る衣装でレッドカーペットを彩った。Netflixで10月15日より独占配信されているドラマ「マイネーム: 偽りと復讐」で、仇を討つため裏社会に足を踏み入れるジウ役を演じるハン・ソヒは、役にぴったりの黒いスーツ姿で注目を浴びた。チョン・ヨビンは優雅なオフショルダードレスで登場し、Netflixドラマ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」のコ・ミンシはヌードトーンのドレスで爽やかな魅力をアピールした。
10月6日から10日間にわたって行われた釜山映画祭では、70か国223本の映画が上映された。10月8日には、第15回アジアン・フィルム・アワードが行われ、黒沢清監督の『スパイの妻』(20)が、最優秀作品賞、蒼井優の最優秀主演女優賞など3部門で受賞、監督賞は『One Second(英題)』(20)の中国のチャン・イーモウ監督、『声もなく』(20)がホン・ウィジョン監督の最優秀新人監督賞、ユ・アインの最優秀主演男優賞で2部問を受賞。イ・ビョンホンがアジアの優れた映画人に与えられるExcellence in Asian Cinema Awardを受賞、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)が2020年に最も興行収入をあげた映画として選出されている。審査委員長のイ・チャンドン監督から最優秀作品賞を授けられた黒沢監督はオンラインで受賞スピーチを行った。
また、10月7日にはポン・ジュノ監督と濱口竜介監督の特別対談が行われた。映画祭では、2月の第71回ベルリン国際映画祭で審査員グランプリを受賞した『偶然と想像』(21)、7月の第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞ほか4冠に輝いた『ドライブ・マイ・カー』(21)の濱口監督の2作品も上映された。
文/平井伊都子