津田健次郎「これまた濃い役です」「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」で主演に!“ツダケンタイム”で「今週も頑張っちゃう?」と笑顔
Netflixの2021年秋以降の作品ラインナップを一挙に発表する「Netflix Festival Japan 2021」<アニメDay>が11月9日に開催された。声優の津田健次郎に注目したコーナー「ツダケンタイム」や飯豊まりえをスペシャルゲストに迎えたラインナップ紹介など、盛りだくさんの内容で今後のNetflixの見どころをアピール。「ツダケンタイム」では、津田が「テルマエ・ロマエ」の新作アニメシリーズ「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」で主人公ルシウス役を演じることが発表され、「これまた濃い役です」と笑顔を見せた。
「ツダケンタイム」は、元極道の龍が専業主夫として過ごす日常を描くギャグコメディ「極主夫道」や、超能力を持つヴィランたちが最後の強盗に挑むクライムアクション「スーパー・クルックス」(11月25日よりNetflixにて全世界独占配信)など次々とNetflixシリーズで主演を務め、いまやNetflixにはなくてはならない存在となった津田にフィーチャーするコーナー。津田は「ありがたい話です!」とにっこり。この日のステージでは「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」への参加も発表された。津田は「濃い役が多いので、それが本当にうれしいですね」と喜びを語っていた。
「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」は、「マンガ大賞2010」「第14回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞したヤマザキマリの傑作漫画「テルマエ・ロマエ」をNetflixシリーズとしてアニメ化するもの。ルシウスはなぜ浴場設計師を目指したのかなど、原作では描ききれなかったストーリーが続編として描かれる。
主人公のルシウスを演じることになった津田は「すでに有名な作品。かの有名なルシウスを演じさせていただけるということでびっくりしました」とオファーの心境を振り返りながら、「これまた濃い役ですから」と楽しそうにコメント。演じるうえでは「とにかくきちんとした人なので、キチッとすることを大事にしている」そうだが、「古代ラテン語も出てくる」と告白。「結構苦労しましたね。音声でいただいて、監修の先生に『ここはこうです』と教えていただいたり」と新たなチャレンジもあったことを明かしていた。
「極主夫道」で演じる龍、「スーパー・クルックス」のジョニーもギャップの魅力があると分析した津田。ジョニーについては、かっこいい雰囲気もありながら「ダメダメなポンコツ野郎」な部分もあると話し、「コメディとシリアスのギャップがちゃんとあって、すごく楽しめる作品になっていると思います」とアピールした。またこの日は龍とジョニーの生セリフも披露するなどサービス精神を大いに発揮していたが、あらゆる質問に答えるひと幕も。
司会の吉田尚記アナウンサーから「もしNetflixが『津田さんの要望を全力で叶えます』と言ってくれたとしたら?」と聞かれると、津田は「作品をつくる側もやらせていただいていて。映画みたいなのとか、実写とかね…。監督させていただきたいなぁ、ネトフリさん!」と希望。「アニメーションでもいいですし、企画からご一緒させていただけたらうれしい。エッジが効いたものがいいですね。尖っているものを一緒に作れたら」と願っていた。ファンからは、津田が毎週月曜日にツイッターで呟いている「今週も頑張っちゃう?」を「生声で聞きたい」との要望もあり、津田はカメラに向かって「今週も頑張っちゃう?」と笑顔。「ツイッターでやっていることではありますが、めちゃめちゃ恥ずかしいですね!」と照れながらも「これからも呟いていきますので、みんなで頑張っていきましょう」と温かなメッセージを送っていた。
そして荒木飛呂彦原作による「ジョジョの奇妙な冒険」のシリーズ第6部をアニメ化する「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」からは、空条徐倫役のファイルーズあい、エルメェス・コステロ役の田村睦心、フー・ファイターズ役の伊瀬茉莉也によるスペシャルトークセッションが上映され、徐倫への憧れを爆発させたファイルーズの口から、本作が12月1日(水)よりNetflixにて全世界独占先行配信されることが発表された。ファイルーズはシリーズの大ファンとのことで、「愛と命を込めて、すばらしいキャラクターを演じさせていただいています。演者もアフレコ中、“ドドド”と擬音が見えてくるんじゃないかというくらい迫力あるお芝居をしています!」と熱っぽく語っていた。
累計発行部数3700万突破の大ヒット作「七つの大罪」のスピンオフのアニメ映画『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ』が制作されることも発表された。本作は原作者の鈴木央が描き下ろした新作オリジナルストーリーで、前編・後編にわけて、「七つの大罪」本編の主人公・メリオダスとエリザベスの息子であるトリスタンを軸に、新たな物語が展開する。前編が2022年全世界独占配信されるという。数々のラインナップに触れた飯豊は「ものすごく楽しみです!」とワクワクした思いを語っていた。
取材・文/成田 おり枝