田中みな実、初主演映画の舞台挨拶でドキドキ!満席の観客を前に「幸せです」
田中みな実が映画初主演を果たした『ずっと独身でいるつもり?』の公開記念舞台挨拶が11月20日に新宿バルト9で開催され、田中をはじめ、市川実和子、松村沙友理、徳永えりが登壇。田中が「観ていただいたお客さんとこうやって対面するのは初めてのこと」とにっこり。「こんなにドキドキするものなんですね。完成披露をやらせていただいた時とはまた違う高揚感、緊張感でこの日を迎えました。こんなに早い時間にも関わらず満席で来ていただいて、観ていただいたことを幸せに思います」と大きな笑顔を見せた。
雨宮まみの同名エッセイを、おかざき真理が漫画にした人気コミックを原作とする本作。女優としての活躍の幅を広げている田中が、やりがいある仕事や暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に傷つき、揺れる30代の独身女性を演じている。上映後の舞台挨拶とあって、田中は「ご覧いただいたんですよね。どうだったんだろう…」と場内を見渡し、観客から大きな拍手が上がると「ありがとうございます」とうれしそうな表情を見せていた。
映画のタイトルにちなみ、ステージではそれぞれが「ずっと続けていること」を明かすことになった。田中は「領収書の整理をその日のうちにすることを続けています」と回答。「領収書ファイルをフリーランスになったときに作った。接待交際費とか美容代、衣装代とか。溜めるときっと大変だから、毎日ちゃんと仕分けするようにしていて。毎月税理士さんに持って行く。やらないと気持ち悪くて、領収書を溜めないようにお財布を小さくしています」と語る。
田中から「やってる?」と聞かれた松村は、「やってなーい!めっちゃ溜めてる」と苦笑い。「確定申告の日が近づいたら、母に来てもらって『きれいにしておいて』と言う」とお茶目に微笑み、市川も「私もやったことがない。爪の垢を煎じて飲みたい」、徳永も「お財布の話、目からウロコです。大きな長財布を使ってしまっている。変えます!」と田中から刺激を受けた様子。田中は「毎日やったら楽」だといい、「なんでもしまうくせがある。なんでも出しっぱなしにしない。だからうちにはなにもないです」と明かしていた。
市川は「私はすごくズボラなんですが、唯一続けてきたことがモデル業。限界まで続けていきたい」と意気込みながら、「ズボラでも続けられる美容の秘訣ってありますか?」と田中に質問。田中は「お風呂上がりに裸でしばらく過ごしている」と告白し、「裸でいると、お化粧水とかクリームとかそのままいろいろなところに塗りこめる。だからおすすめです」と提案。「できることから始めてください」とアドバイスしていた。
またこの日は発熱のため欠席となったふくだももこ監督、原作者のおかざき真里から手紙が届くひと幕も。おかざきの手紙には「田中みな実さま。柔らかい空気をまといつつ、凛とした背中を広い世代に見せていただける存在感がすてきすぎました」との言葉がつづられていた。田中は「原作者の方がどう思われたのか、演じるほうとしてはとても気になる。先生が温かい言葉をくださってホッとしています」と胸をなでおろしていた。
取材・文/成田おり枝