『彼女が好きなものは』が描く少年少女のせつない恋模様…開放的な日野市東邦歯科医療専門学校での撮影にフォーカス
純と紗枝がイヤフォンを分け合う甘酸っぱいシーンが撮影された東邦歯科医療専門学校でのロケ
劇中には、水族館や遊園地、温泉地などで2人がデートをするシーンも多く描かれているが、なかでも注目したいのは、純と紗枝が仲良くランチをする学校の食堂でのシーンだ。この場面は、純のお気に入りの曲を聴こうと2人でイヤフォンを分け合う、まさに青春映画的ハイライトとなっている。開放的な窓がトレードマークとなる洗練された雰囲気の学食は、日野市三沢にある東邦歯科医療専門学校で撮影された。この専門学校には、美しい藤棚のある日本庭園や静かな茶室など、日本文化に触れられる施設もそろっており、未来の歯科技工士や歯科衛生士たちの憩い場になっているとのこと。
多摩川と浅川が流れる“水都”としても魅力的な東京都日野市
このロケ地を推薦したのは、東京都日野市から委託を受ける「日野映像支援隊」。映画、テレビドラマ、CM等のロケに関する総合窓口として、ロケ地情報の提供や案内だけでなく、エキストラやロケ弁の手配協力も行っている。高幡不動尊や多摩動物公園を抱え、モノレールも走っている日野市は、多摩川と浅川が流れる“水都”。真っ白い支柱が印象的な万願寺歩道橋(通称ふれあい橋)や、水流に沿って走るのどかな用水路など、魅力的なスポットが豊富だ。また、坂道が多いことから、高台の一軒家や見晴らしのいい公園などの要望に応えることが可能。 高い建物がないため、地方設定の撮影の依頼も多いという。
世間からレッテルを張られがちな世の中で、生きづらさを抱えた男女の心情を描く『彼女が好きなものは』。そのロケ地に注目しながら、エモーショナルな物語の余韻に浸ってみてほしい。
文/水越小夜子
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