醍醐虎汰朗&黒羽麻璃央が丸坊主に!『野球部に花束を』秋公開決定
<キャスト&スタッフコメント>
●醍醐虎汰朗(黒田鉄平役)
「初めて実写映画の主演を務めることになり、楽しみな『ワクワク』と緊張で『ソワソワ』の感情を行ったり来たりしながら撮影初日を迎えました。高校野球部を題材にした作品ですが、野球は未経験だったのでまずは高校球児に近づきたくて、クランクインまで野球を1から教わりひたすら練習に励みました。また野球動画を観てイメージを膨らませていました。坊主にしたのは中学生以来だったので、何回鏡を見ても自分ではないみたいで、新鮮な気持ちで過ごしました。
飯塚健監督は、撮影中にお芝居のことだけではなく、映画についてたくさんご指導くださり、役者として活動するうえで大切なことをたくさん学びました。恩師のような存在でとても貴重で嬉しい出会いでした。先行きの見えない誰もが不安な時期に"面白い"ということにパラメーターを全振りして、笑顔あふれる作品に携わらさせて頂き、自分もたくさん元気をもらい幸せでした。楽しみにしていて下さい!!」
●黒羽麻璃央(桧垣主圭役)
「自分自身が愛してやまない野球。自分自身が怪我で出来なかった高校野球のお話ですから、これはもうお話をいただいた時からめちゃくちゃテンションあがりました。撮影期間も実際の部活のような感覚で過ごすことができましたし。飯塚監督も本当に部活の監督に見えるような瞬間があったり、体育会系の日々を過ごせたのがめちゃくちゃ楽しかったです。実際に泥だらけになりながらみんなで白球を追いかけたり、その時間はとても思い出になりました。
作品の中では高校野球のあるあるネタがたくさん組み込まれたり、決して天才たちが集まった野球部では無く、高校球児のリアルをおもしろおかしく、時には熱く!この映画で感じることが出来ると思います。是非、映画館で楽しんでいただければと思います。よろしくお願い致します!」
●高嶋政宏(原田監督役)
「まずなにより飯塚組参加です。荒川アンダー以来で、俳優ってね、同じ監督からまた呼ばれるのってむちゃくちゃ嬉しいもんなんですよ。それに監督の作品の“わ!それは思いつかなかった!”って言う演出に心酔してたので。撮影始まる前から自分なりに“この役は野球部の監督だから、とにもかくにもノックが出来ないといけない!待てよ…オレ!ノックなんてしたことなかったじゃん!”でパニックになりながらも、一番お世話になった現場の野球の先生を始め、自分の仲間そして偶然、体育会野球部だった僕のマネージャー、これも偶然、高校野球部のマネージャーだった、もう一人の僕の女子マネージャーの協力を得て撮影初日に漕ぎ着けました!
でも撮影って下手したら普通の野球部の練習より長くやるじゃないですか。もうヒジはおかしくなるわ、バットのグリップの変なとこ握っちゃって手のひら内出血するわで満身創痍。でも飯塚監督ですから計算されたカット割りと編集で、えっ?高嶋って野球やってるんだ!になってることと思います。僕らの想いがいっぱい詰まった、この『野球部に花束を』を是非、ご覧ください!!!」
●飯塚健(監督)
「大人になると、友だちが減る。や、友だちが減るのが、大人になるってことかも知れない。野球ではなく、『野球部』を撮りました。楽しいよりも苦しいをともにする、なんでもかんでも連帯責任がモットーの、地獄の野球部です。
余談ですが、原作者のクロマツ先生は大人になってからできた、貴重な友だちの一人でして。撮るものによってはその関係にヒビが入るだろうと思いましたが、骨折したら骨は強くなるというので、お借りしたその庭で日暮れまで遊ばせていただきました。入部、大歓迎します。楽しいは、苦しいの先にしかありません。ともに狂いましょう。野球部へようこそ」
●クロマツテツロウ (原作)
「この作品を描いていた頃は、とにかく野球部時代の悲劇を全部ぶち撒けて、笑いに変えてやろう、その一心で原稿と向きあっていました。完結して5年後─。映画化が決まり、飯塚健監督の手により、丸坊主集団に再び命が吹き込まれました。壮絶な撮影現場を見学させていただいて、思いました。自分はなんて理不尽で無慈悲な原作を描いてしまったんだと…。役者さん、本当にごめんなさいと…。同時に、『野球部に花束を』を飯塚健監督に撮ってもらえて、この作品は本当に幸せだなと撮影現場で思ったのを覚えています。この映画は、言うならば、私の苦しく辛かった野球人生の大団円です。笑って泣いて楽しんでいただけたら幸いです。令和よ、これが平成の怪物たちだ」
文/入江奈々
※高嶋政宏の「高」は「はしごだか」が正式表記