「最高のヒーロー映画の誕生!」「感動した!」…映画ファンの絶賛コメントから読み解く『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の見どころ

コラム

「最高のヒーロー映画の誕生!」「感動した!」…映画ファンの絶賛コメントから読み解く『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の見どころ

キャスト陣の熱演が引きだした魅力あふれるキャラクター

「『トワイライト』のイメージが強いロバート・パティンソンはバットマンに合っていないと思っていましたが、『TENET テネット』での演技力に脱帽し、今回また好きな俳優になりました」との声も
「『トワイライト』のイメージが強いロバート・パティンソンはバットマンに合っていないと思っていましたが、『TENET テネット』での演技力に脱帽し、今回また好きな俳優になりました」との声も[c]2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC

ストーリーや演出に加えて、ダークな世界観を支えているのが俳優たちの熱演だ。これまでのシリーズからキャストが一新されたためハードルも高かったが、ファンの期待を優に超えるハマりっぷりをそれぞれが見せている。なかでもバットマン/ブルース・ウェインを演じたロバート・パティンソンの演技には、

「淡々と静かだけれど過激で激しい…感情を表に出せず秘めた影のあるパティンソンのブルース、すごくよかった」
「ロバート・パティンソンの新バットマンはとにかくハンサム!マスク越しに覗く強い眼差しが印象的でした」
「ブルースを人として演じきったロバートの演技もすばらしく、ダークヒーローの葛藤がマスクから見える目にめちゃくちゃ現れていた気がする」
「ロバート・パティンソン版のバットマンは、個人的にはいままでで一番人間臭くて好きでした」


などの絶賛がズラリ。バットマンになって2年ばかりの若者ゆえの葛藤や苦悩にまみれた情緒不安定で人間的なブルース像を、抑えめだが激情をのぞかせる声のトーンや俯きがちで闇をはらんだ眼差し、爆発力のある演技で見事に体現してみせたパティンソンの姿は必見だ。

ゾーイ・クラヴィッツが演じるセリーナにはある秘密が…
ゾーイ・クラヴィッツが演じるセリーナにはある秘密が…[c]2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC

さらにバットマンと行動を共にすることになるキャットウーマン/セリーナ・カイルも、抜群の存在感を放っているキャラクターの一人。演じたゾーイ・クラヴィッツにも「ゾーイ・クラヴィッツ演じるキャットウーマンは、セクシーさを感じさせながらも男性に媚びないスタイルが、とても現代的にアップデートされているなと感じました」と、好意的なコメントが数多く寄せられていた。

バットマンとキャットウーマンの複雑な関係性も見どころの一つ
バットマンとキャットウーマンの複雑な関係性も見どころの一つ[c]2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC

なかでも「キャットウーマンとの関係性の描かれ方もよかったです。敵味方でも恋人同士でもないというか…」「キャットウーマンとの絶妙な関係性も見どころ」と、ブルースとセリーナの関係について触れたものが目立っており、あくまでそれぞれの目的を果たすために近づき合いながらも、互いに信頼関係を築き上げていくが…というなんともいえぬ距離感が、作品のテイストにうまくマッチしているとファンは捉えたようだ。

個性豊かな悪役など、おなじみのキャラクターが顔をそろえている
個性豊かな悪役など、おなじみのキャラクターが顔をそろえている[c]2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC

また「バットマン」シリーズといえば、個性豊かなヴィランたちが過去作ではインパクトを残してきており、本作でもリドラー、ペンギンといった人気キャラクターが登場。それぞれポール・ダノとコリン・ファレルが演じたこのキャラクターたちへも、「リドラーの狂気もヤバかったが、ペンギンも存在感抜群でコリン・ファレルの特殊メイクも見もの」といったコメントが寄せられており、注目したいポイントだ。

鈍い音が響き渡る武骨でクールなアクションに興奮!

マスク越しの眼差しでバットマンの心を巣食う闇を表現していたパティンソン
マスク越しの眼差しでバットマンの心を巣食う闇を表現していたパティンソン[c]2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC

サスペンス調のストーリーに、ダークな世界観、キャストたちの確かな演技とポイントを並べてきたが、もちろんアクションもしっかりと盛り込まれている。

光と影を駆使したスタイリッシュかつ武骨な演出の肉弾戦には「とにかくBATMANが容赦なくフルスイングで殴る殴る。ストレート、肘、アッパー。鈍い音が爆音で。マシンガン射出時の閃光しかない暗闇のなかで繰り広げられるBATMANの『素手vs銃器』が最高すぎました。開いた口が塞がりません。かっこよすぎてちびりそうでした」と大興奮の声も。


カーチェイスなど、アメコミ映画らしい派手なアクションシーンもしっかりと盛り込まれている
カーチェイスなど、アメコミ映画らしい派手なアクションシーンもしっかりと盛り込まれている[c]2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC

そんな肉弾戦に加え、「カーチェイスは迫力があり目を見開いた」「ペンギンを追うカーチェイスはかっこよかった!」といったマッスルカー風の新バットモービルが火を噴くド派手なチェイスシーンも観客の心をしっかりとつかんだようだ。

これまでのシリーズとは大きく異なる路線で、キャラクターの内面を深く掘り下げた“大人向け”な1作に仕上がっており、「苦悩しながらも戦い続けるブルース・ウェインの言葉や思いにグッとくる。歴代で1番応援したくなるバットマン、最高のヒーロー映画の誕生だ!」「それぞれの業を織り交ぜながら、とても深い内容になっていた。人間味溢れるヒーロー、感動した!!THE BATMAN、愛すべきヒーローだった」と絶賛を集めている『THE BATMAN-ザ・バットマン-』。これまでのシリーズのイメージを覆す本作の真価を、ぜひ劇場で確かめてみてほしい。

構成・文/サンクレイオ翼


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