アニメ「クレヨンしんちゃん」30周年座談会!声優陣が語る、愛され続ける野原一家の魅力
1992年のアニメ放送開始から30周年を迎えた「クレヨンしんちゃん」。劇場版30作目となる「映画クレヨンしんちゃん」シリーズの最新作『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』(公開中)では、嵐を呼ぶ5歳児、野原しんのすけが“忍者”となる!だけでなく、しんのすけの“出生の真実”が明らかになる。
「映画クレヨンしんちゃん」シリーズをひときわ魅力的にしているのは、劇中様々な形で描かれる野原一家の強い絆、団結力だろう。そこでMOVIE WALKER PRESSでは、30周年を記念し、野原一家声優陣の独占座談会を実施。しんのすけ役の小林由美子、みさえ役のならはしみき、ひろし役の森川智之、ひまわり役のこおろぎさとみ、シロ役の真柴摩利がアフレコスタジオに集まって、平凡だけど最強で最高の愛すべき家族、野原一家の魅力を語り合ってくれた。
「しんのすけの一人ぼっち感に大人でもグッとくる」(小林)
――記念すべき映画30作目ですが、本作の注目ポイントを教えてください!
小林「忍者の戦闘シーンがすごくカッコよくて、子どもたちが楽しめるポイントだと思いました。今回、しんのすけが一人で行動するシーンが多いのも印象に残っています。夕陽や景色がキレイなシーンでしんのすけが一人になり、より一人ぼっち感が出ていて大人でもグッとくると思います。まさに“大人も子どもも楽しめる”作品になっていますよ!」
ならはし「まだ完成版は観ていないのですが、自分が出ていない、みさえのいないシーンの仕上がりもすごく気になります。今回は、子どもたちのアクション仮面音頭のシーンが楽しそうだなと期待しています」
森川「ならはしさんもおっしゃったように、自分が演じている役柄的にも、『子どもたちはこんなふうに過ごしているんだ』と親目線で楽しめる気がしています。あとはやっぱり30作目にして明かされる真実はポイントになるかと。どれだけ待たせるんだっていうね(笑)」
こおろぎ「30年待っちゃったもんね…」
森川「しんのすけが我々の子どもじゃないという衝撃的なシーンで始まります。ずっと観てきた方はもちろん、初めて観る方も楽しめる、すごくいいタイミングの作品だと感じています。また新たな『クレヨンしんちゃん』が始まるような気がして、僕自身も楽しみです」
こおろぎ「誰しもが子どもの頃、親に怒られた時に“本当の子どもじゃないのかも”と感じた経験ってあると思うんです。そんな経験をした人にはぜひ観てほしいです。しんのすけの一人ぼっちの感じからの、最終的にちゃんと家に帰るところ。ここまでがワンシーンだと思っているので、一連の流れがどのようにまとまっているのか、そして、もののけの術の迫力は大画面で観たらさぞかしすごいのだろうと期待しています」
真柴「アフレコでは風間くんとシロと、部分部分で関わっているので、一つの物語になった時にどう仕上がっているのか。あと、ゲスト声優の方の声を聞くのもすごく楽しみです!」