アニメ「クレヨンしんちゃん」30周年座談会!声優陣が語る、愛され続ける野原一家の魅力
「どこでも行けるからね、野原一家(笑)」(真柴)
――海外から異世界まで、どんな世界にも馴染んでしまう野原一家。今後の劇場版への期待も含めて、次はどんな舞台での野原一家の活躍を観たいですか?
こおろぎ「…行ってないところある?」
小林「宇宙にも行ってるし…」
こおろぎ「過去にもタイムスリップしてるし」
小林「ジャングルにも、メキシコにも行ってるし…」
こおろぎ「沖縄にも行ったよね」
ならはし「もう、だいたい行ってるんだよね」
――ちなみに、(『もののけニンジャ珍風伝』のプロデューサーを務める)シンエイ動画の近藤慶一さんは、しんちゃんをインドに連れて行きたいそうです。
森川「しんのすけが“ナマステー”みたいな感じかな?」
小林「ずっと歌って踊っていそう!」
ならはし「しんちゃんは楽しいだろうけど、みさえはパニックですよ…」
一同「あはははは」
――インド映画に出してあげたいそうです(笑)
小林「インドで映画デビュー!」
真柴さん「踊るしんちゃん」
こおろぎ「いっぱいダンサー引き連れて」
森川「急にみんな踊りだしちゃってね」
こおろぎ「インド、ありかも。もしくは、昔のフランス映画みたいにほとんど喋らないのはどう?」
――セリフが少なくて、皆さんが楽できそうですね。
森川「あはははは。そうだね」
小林「なかなかないですよね(笑)」
ならはし「『クレヨンしんちゃん』に出てくるキャラクターはみんな感情が豊かだから…。人間の感情が支配されて管理されているような場所には行きたくないかな。でも、そういう世界観をぶち壊す!というのもおもしろいかも。私たち、絶対管理されないタイプだし(笑)」
小林「確かに。管理している機械のほうが壊れちゃいそう。なんかアイデアがいっぱい出てくる!」
真柴「どこでも行けるからね、野原一家(笑)」
小林「うんうん、どんな時代でも、どんな空間でも行けるってすごい作品ですよね」
真柴「野原一家はわりと団結して物事が進んでいくから…。例えば最初は全員が別々の場所にいて、“なぜここにいるのだろう”というところから物語が始まって、それぞれの物語が描かれて、最後に団結するみたいなのもおもしろいかも」
こおろぎ「おもしろい!脚本は真柴摩利で」
真柴「気づいたら一人しかいない…から始まる感じかな(笑)」
森川「おもしろいかも」
こおろぎ「サブタイトル、『気づいたら一人ぼっち』」
ならはし「おもしろい、いいかも!」