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「オビ=ワン・ケノービ」初回&2話を編集長がネタバレありでレビュー!「スター・ウォーズ」史上最もドラマチックな瞬間の“その先”

コラム

「オビ=ワン・ケノービ」初回&2話を編集長がネタバレありでレビュー!「スター・ウォーズ」史上最もドラマチックな瞬間の“その先”

クワイ=ガン、ボバ・フェット、ハン・ソロも出てくるかも?…妄想が止まらない!

モーゼス・イングラム扮するリーヴァことサード・シスターの、オビ=ワンへの執念は凄まじい(「オビ=ワン・ケノービ」)
モーゼス・イングラム扮するリーヴァことサード・シスターの、オビ=ワンへの執念は凄まじい(「オビ=ワン・ケノービ」)[c]2022 Lucasfilm Ltd.

キャラクターに目を向けてみよう。まず最注目は、モーゼス・イングラム演じる尋問官リーヴァ/サード・シスターだ。ジェダイ狩りの尖兵で、なにやらオビ=ワンに強い恨みがある様子。自制がきかず暴走しがちな危険人物で、サン・カン演じるフィフス・ブラザーのほうが見た目は極悪だが、タチが悪いのはリーヴァ、という2人の凸凹コンビぶりがドラマを盛り上げるに違いない。詐欺師なのかジェダイなのかよくわからないハジャ・エストリーの視聴者すらケムに巻くキャラは、クメイル・ナンジアニのハマリ役だ。アニメシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」(14〜18)にも登場した、いかにも強そう&極悪非道そうな大尋問官は、なんと2話にて早々に退場。エピソード1のダース・モールのように、強敵に見えて意外にさくっと死ぬ「スター・ウォーズ」の伝統に則ったおいしい噛ませ犬。レイアをさらう一味のリーダーはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーが演じている(本シリーズの監督デボラ・チョウがレッチリの「Black Summer」のMVを撮った縁での出演と思われる)。と、このように次から次へと魅力的なキャラクターが登場(しては退場?)する。

ファンの間で実写化が話題になったものの、 2話であっさり退場となった大尋問官(「オビ=ワン・ケノービ」)
ファンの間で実写化が話題になったものの、 2話であっさり退場となった大尋問官(「オビ=ワン・ケノービ」)[c]2022 Lucasfilm Ltd.

そして、本シリーズの楽しみのひとつ、ほかの「スター・ウォーズ」作品からのサプライズ・ゲストにも期待したい。すでに初回の時点で亡きクワイ=ガン・ジンへの言及はあるので、のちのち霊体として出てくるかも?そうなるとダース・モールもぜひ登場してほしいし、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(02)で父をメイス・ウィンドゥに殺されたボバ・フェットが行く手に立ちふさがるなんてこともありそうだ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)のキャシアン・アンドーが顔を出す可能性だってあるだろう(彼を主人公にしたシリーズが8月31日よりディズニープラス独占配信)。オールデン・エアエンライク演じるハン・ソロが絡んできてもおかしくない。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(18)は、世間の評判はあまりよくなかったが、オールデンの演技&キャラクター造形は悪くなかった。あの1作で終わらせるのはもったいない…ああ、妄想が止まらない!

ディエゴ・ルナが演じたキャシアン・アンドー。8月31日(水)より彼が主人公のドラマシリーズがディズニープラスで独占配信される(『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』)
ディエゴ・ルナが演じたキャシアン・アンドー。8月31日(水)より彼が主人公のドラマシリーズがディズニープラスで独占配信される(『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』)[c]2022 Lucasfilm Ltd.

とにかく、アレもコレもとおねだりしたくなるのは、それだけ「スター・ウォーズ」の世界には無限の可能性と豊かな歴史、そして我々の想像力を刺激する“スキマ”があるから。「オビ=ワン・ケノービ」は、この広大な「スター・ウォーズ」銀河のなかでどのような物語を紡ぐのか。残り4話が楽しみで仕方ない!

「オビ=ワン・ケノービ」の初回&2話を「DVD&動画配信でーた」編集長がレビュー
「オビ=ワン・ケノービ」の初回&2話を「DVD&動画配信でーた」編集長がレビュー

文/西川亮

※記事初出時、「父をオビ=ワンに殺されたボバ・フェット」としておりましたが、誤りであったことから、当該部分を修正させていただきました。訂正してお詫びいたします。

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