豊川悦司が『仕掛人・藤枝梅安』にて医師で殺し屋のダークヒーローに!樋口真嗣による特報が解禁
池波正太郎の同名時代小説を、豊川悦司を主演に迎え、2部作として映画化する『仕掛人・藤枝梅安』。第1作目は2023年2月3日(金)から、第2作目が4月7日(金)から連続公開となる本作より、キャスト総出演のビジュアルと、『シン・ウルトラマン』(公開中)の樋口真嗣監督による特報が解禁された。
主人公の藤枝梅安は腕の良い鍼医者として人の命を救う顔と、悪を葬る仕掛人という2つの顔を持つダークヒーロー。原作は累計発行部数600万部超えのベストセラーで、これまでに何度も映像化され、緒形拳、田宮二郎、萬屋錦之介、小林桂樹、渡辺謙など、多くの名優が梅安を演じてきた。2023年は池波正太郎生誕100年の記念すべき年となるが、新たに豊川演じる「仕掛人・藤枝梅安」が誕生する。
監督は『星になった少年』(05)の河毛俊作が務めるが、特報映像は樋口が担当。斬新な“樋口真嗣イズム”が散りばめられた映像と、本編でも音楽を手掛ける『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)の川井憲次が書き下ろした新たな楽曲との相乗効果で、時代劇の域を越えた令和の“新(シン)・時代劇”を思わせる仕上がりに。
解禁されたビジュアルには、藤枝梅安役の豊川をはじめ、相棒の彦次郎役の片岡愛之助、梅安が唯一心を許す女性、おもん役の菅野美穂、梅安の世話をするおせき役の高畑淳子、鍼の師である恩人、津山悦堂役の小林薫らレギュラー陣に加え、第1作から本所両国の香具師の元締であり蔓、羽沢の嘉兵衛を演じる柳葉敏郎、悲しき過去を背負う女性、おみの役の天海祐希が、第2作からは、かつて彦次郎の妻子を死に追いやった浪人、井坂惣市役と、その双子の兄である峯山又十郎役という一人二役を演じる椎名桔平、梅安を狙う仕掛人、井上半十郎役の佐藤浩市らが顔を揃えている。
豪華キャストが一堂に会したビジュアルは、池波が描いた江戸の暗黒街、医師と殺し屋、善と悪という矛盾する顔を持つ仕掛人の内面や世界を象徴するような仕上がりとなった。キャッチコピーの「時代劇、新時代。」の通り、往年の名作の良さを活かしながら、まったく新しい時代劇となる本作に乞うご期待!
文/山崎伸子