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なぜここまで愛される?劇場版『うたの☆プリンスさまっ♪』はアイドルアニメの枠に収まらない“ライブ映画”だ

コラム

なぜここまで愛される?劇場版『うたの☆プリンスさまっ♪』はアイドルアニメの枠に収まらない“ライブ映画”だ

映画というよりライブそのもの!臨場感に引き込まれる

鑑賞時にペンライトを振ることで、より没入感を味わうことができる
鑑賞時にペンライトを振ることで、より没入感を味わうことができる[c]UTA☆PRI-MOVIE ST PROJECT

『マジLOVEキングダム』は公開当時、「ライブとMCのみ」の構成で、観客を驚きの渦へと巻き込んだ。一方で、ペンライトの持ち込みやライブさながらのメンバーコールが可能な“マジLOVEライブ上映”(応援上映)が映画の内容と見事にマッチしていた。『マジLOVEスターリッシュツアーズ』でもマジLOVEライブ上映(無発声スタイル)が実施されるので、ぜひST☆RISHのライブを楽しんでもらいたい。

作品のメインであるライブパフォーマンスは非常にリアルに作り込まれており、3DCGによるダンス表現ではアイドルごとに異なるダンサーがモーションを担当し、微妙な違いをあえて残すことで、よりリアルなダンスへと昇華させている。現実では不可能とも思えるような、水や炎を用いた演出でそれぞれの曲の世界観を表現し、オーディエンスを魅了する華やかな絵づくりも圧巻だ。一方で余分な背景効果は使われず、映り込むほかのアイドルや会場の壁と天井、ペンライトの光にいたるまで、すべてがリアルに“ライブ会場”を作り上げている点でも、「ライブ映画」として高く評価された。

新規大歓迎!『スターリッシュツアーズ』でアイドルたちとの旅を楽しもう

アイドルたちが出演するライブを臨場感あふれるアニメーションとサウンドで表現し、ライブアニメという枠に収まりきらないクオリティが評価された『マジLOVEキングダム』。同様にライブが中心の『マジLOVEスターリッシュツアーズ』も、彼らのライブに100%集中することができる。これまで「うた☆プリ」に触れてこなかった人にも、ぜひST☆RISHのライブに足を運び、彼らの虜になってほしい。

文/藤堂真衣

※記事初出時、キャラクター名表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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