イ・ジュンギに直撃インタビュー!「アゲイン・マイ・ライフ」のように15年前に戻れるなら「皆さんに愛された役柄を、より高い完成度で演じ直したい」
「キム・ヒウは、僕もそうなりたいと思うほど太刀打ちできない理想のモテ男です」
――原作への理解度が必要な作品だと思いますが、原作のまま表現した部分や、イ・ジュンギさんが自分のカラーに変えた部分があれば教えてください。
「キム・ヒウと僕は似ている部分が多いと思いました。だから2度目の人生を送ることについても、若いころの僕がなにをどう感じていたかをヒウと比較し、精神的にも肉体的にも浄化するつもりで、僕自身と役柄の接点を徹底的に見つけようとしました。監督とも話し合いを重ね、20代の僕もヒウのように1つの目標に向かい、純粋に正義だけを追い求め、社会を建て直すために生きる人物だったと仮定したんです。そしたらより純粋で情熱的なキャラクターが浮かんだので、それを自分に置き換え、20代の僕ならきっとヒウと同じ気持ちだろうという期待感を持って演じてみました」
――キム・ヒウという役柄の魅力を3つ挙げるとしたら?
「照れますが、頭が良くて性格も良いこと。容姿は自分の口からはちょっと…(笑)。でも、ハンミやヒア、ギュリなどの女性キャラが好きになるほどなので、悪くはないと思います。最強ですよね(笑)。僕もそうなりたいと思うほど太刀打ちできない理想のモテ男です。うらましいですよね」
――キム・ヒウ役を演じる中で最も共感したのはどんなシーンでしたか?
「たくさんありますが、第1話で、人生を振り返りながら、冥土の使いと話すシーンでしょうか。もし自分が死んで人生を振り返ったら、いろいろな想いが交錯すると思います。ヒウの人生や生き方を振り返りながら『一生懸命、生きたんだな』『なんて崇高な人生なんだ』と共感し、目頭が熱くなりました。もし僕が死んで、同じ境遇に置かれたとしたら、今度は上手く生きられると思うでしょう。また、ドラマの導入部では視聴者の心をつかむ必要があります。そこで期待外れだと思われてしまい、ドラマに没頭できなくなるから。いろいろな想いが交錯するシーンで、物語の始まりでもあるので印象に残っています」