批評家が選ぶ、ティム・バートン監督作ランキング!“フレッシュ”なおすすめ10選

コラム

批評家が選ぶ、ティム・バートン監督作ランキング!“フレッシュ”なおすすめ10選

子どもも大人も楽しめるダークな世界観と個性あふれる魅力的なキャラクター造形で、日本でも絶大な人気を誇るティム・バートン監督の作品。大学時代にアニメーションを学び、ウォルト・ディズニー・スタジオのアニメーターとしてキャリアをスタートさせたバートン監督は、実写とアニメの両方の良さを活かした作品で唯一無二の世界を築きあげてきた、まさに“二刀流”の映画作家だ。

ディズニーのアニメーターとしてキャリアをスタートさせたティム・バートン
ディズニーのアニメーターとしてキャリアをスタートさせたティム・バートン[c]Everett Collection/AFLO

短編アニメ『ヴィンセント』(82)で商業監督デビューをしてからちょうど40年。これまで彼が手掛けてきた長編映画は全部で19本。どれも奇妙奇天烈な独自の世界観が際立った作品ばかりで、一度観たら忘れることのできないほどのインパクトを放つ。そこで本稿では、そのなかから映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で批評家からの評価が高い10作品を一挙に紹介していきたい。

ティム・バートンといえばやっぱりジョニー・デップとのタッグ!
ティム・バートンといえばやっぱりジョニー・デップとのタッグ![c]Everett Collection/AFLO

「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。

中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。

アニメと実写の両方でその個性を発揮する、まさに“二刀流”!
アニメと実写の両方でその個性を発揮する、まさに“二刀流”![c]Everett Collection/AFLO


それでは、ティム・バートン監督作品の“フレッシュ”10傑を挙げていこう。

93%フレッシュ『エド・ウッド』(94)

89%フレッシュ『シザーハンズ』(90)

87%フレッシュ『フランケンウィニー』(12)

87%フレッシュ『ピーウィーの大冒険』(85)

86%フレッシュ『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(07)

85%フレッシュ『ビートルジュース』(88)

84%フレッシュ『ティム・バートンのコープスブライド』(05)

83%フレッシュ『チャーリーとチョコレート工場』(05)

81%フレッシュ『バットマン リターンズ』(92)

75%フレッシュ『ビッグ・フィッシュ』(03)

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