もう一つの“実写版”「キングダム」!舞台版の豪華キャスト18名を総まとめ
2006年に「週刊ヤングジャンプ」で連載がスタートし、コミックスの累計発行部数は9200万部を突破。山崎賢人が主演を務めた実写映画版シリーズも大ヒットを記録した原泰久の人気コミックを、初めて舞台化した「キングダム」が、2023年2月5日(日)~2月27日(月)まで東京・帝国劇場にて公演される。本作を彩る豪華オールスターキャストを、各々が演じるキャラクターポスターと、プロモーションビデオ撮影のコメントと共にチェックしていこう。
時は紀元前、春秋戦国時代。いまだ一度も統一されたことのない苛烈な戦乱のなかにある中国を舞台に、戦災孤児の信と、その玉座を追われ後の始皇帝となる若き王の嬴政(えいせい)。2人の少年が時代の荒波にもまれながらも、友との約束のために、そして己の夢のために史上初の中華統一を目指す本作。
信:三浦宏規/高野洸
本作の主人公であり、“天下の大将軍”を目指す戦争孤児の少年、信。実写映画版では山崎賢人が演じたこの役柄をダブルキャストで演じるのは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」や舞台「千と千尋の神隠し」で知られる三浦宏規と、舞台・ドラマのほかアーティストとしてもマルチに活躍する高野洸。ミュージカル「刀剣乱舞」で共演した二人が、それぞれの信を演じる。
帝国劇場で敢行されたプロモーションビデオ撮影を終えた三浦は「帝国劇場は言葉では言い表すことのできない厳かで、歴史と品格にあふれている特別な場所。表から観客として訪れても、演者として楽屋入りしても身の引き締まる、特別な気持ちになります。そんな帝国劇場で『キングダム』の衣裳を身に纏い4人で映像を撮影した時、もう何ヶ月か後には実際にこの場所で開幕しているんだと思うと、味わったことのない高揚感に包まれました。正直どんな舞台になるのかまだまったく予想がつきません。ただ必ず歴史に名を刻む舞台になるよう、これから真摯に稽古に励んでいきたいと思います」とコメント。
また高野も「衣装を身に纏った瞬間、どんな強敵にも立ち向かえるような精神になり、帝劇の舞台に足を踏み入れ客席を見た時『これが将軍の見る景色です』と、偉大なる方からお言葉をいただいた気がしました。信と同じように。一心同体となれた撮影終わりはどっと疲れが来るんですが、それもまた気持ちいいです。撮影から時間が経ち、事前稽古も近づいてきました。頑張ります!」と意気込みを語っている。
嬴政・漂:小関裕太/牧島輝
中華統一を目指す若き秦国王の嬴政と、信の親友で共に天下の大将軍を目指す漂。実写映画版では吉沢亮が演じたこの役柄に挑むのは、ミュージカル「四月は君の嘘」で主演を務めた小関裕太と、ミュージカル「刀剣乱舞」など舞台を中心に引っ張りだこの牧島輝。ミュージカル「テニスの王子様」出身の二人が、ダブルキャストでどんな嬴政を見せてくれるのか楽しみだ。
「『帝国劇場に立ってみたい”という言葉は、俳優仲間の間で当たり前のように聞きます。そのみんなが目指す舞台への憧れは僕にもあり、実際に立ってみると、景色を実感に落とし込むのに時間がかかりました」と語る小関。「衣装を身に纏って歩いたり走ったり、剣を振るそぶりをしてみたり。動画に収めたものを見返してみると、帝国劇場に嬴政として立つ本番の自分の姿が見えてきました。 普通は本番直前のリハーサルでしか確認できない舞台上での姿が、稽古期間に入る前にできたことは、とても貴重な出来事だったと思います」。
また牧島も「100年を超える歴史を持つ帝国劇場で、紀元前200年以上前の歴史が紡がれる作品である『キングダム』が上演されることに、とてもロマンを感じています。漂として、政として舞台の上から見える景色はどんなものなのか、いまからワクワクしています。皆様に楽しんでいただけるよう、12月から座組一同精一杯頑張りたいと思います!」とコメントした。