ジェームズ・キャメロンが明かす今後の「アバター」構想…「お気に入りは4作目。できれば全部自分で監督したい」
「できれば全部自分で監督したいにきまってる(笑)」
――すでに脚本ができあがっていて、これからも「アバター」シリーズは続くと聞いています。どこまで続くのでしょう?そして公開まで、また長い間、待たなくてはいけないんですか?
「いやいや、次からそんなことはないよ(笑)。この2作目の時、撮影に費やしたのは5年間で、残りの時間は新しいツールやソフトを作り、技術を開発することに費やしていました。パンドラの海や砂漠、山や北極などの風景やキャラクター、クリーチャーもすでに創り上げています。実際、3作目はすでに撮影が終わっていて、現在はポスプロしているところ。2年後には公開できると考えていますよ。4本目は部分的に撮影が残っていて、そのあとにポスプロだからもう少しかかるかな。
『アバター』は5作目まであって、脚本はすべてできあがっているから、残りの3本で7、8年くらいになりそうです。『スター・ウォーズ』が2、3年おきに1本公開していた、あのスパンと同じだと思ってもらえるといいかもしれないですね」
――キャメロン監督はそのすべてをご自身で監督するつもりなんでしょうか?
「残りの3本のなかで、一番のお気に入りは4作目、2番目は僅差で5作目。この5作目がシリーズの終わりということで最も重要なんだから、それはもう、できれば全部自分で監督したいにきまってる(笑)。でも、人生はなにが起きるかわからないでしょう?家族が病気になるかもしれないし、私自身が病に倒れる可能性だってある。私にとって家族が第一なので、こればかりはなんとも言えないけれど、最善を尽くす、とだけは言っておきます」
取材・文/渡辺麻紀
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