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東卍メンバーが大集結!『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-』参番隊隊長任命式の撮影現場をレポート

コラム

東卍メンバーが大集結!『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-』参番隊隊長任命式の撮影現場をレポート

今回の「血のハロウィン編」の位置付けについて、岡田翔太プロデューサーはこのように語っている。「今作は、前作では語られていなかった東卍の秘密や結成秘話という“エピソード0”をまず基盤として『過去に東卍メンバーたちが救えなかったものを取り戻すための、タケミチの闘い』を主軸にしています。今作がちょっと違うのは、前作だとタケミチがヒナタを救うために運命を変えるという話でしたが、そのヒナタと同じくらい守りたいものが増えて、ヒナタを含めその守りたいものたちをもう一度取り戻す、という物語なんです。そのぶんタケミチという人間もどんどんでかくなっていって、その彼の成長も大きなテーマです。原作者の和久井先生ともそのあたりは共通認識としてありました」

前編では、東卍結成メンバーたちの過去が描かれる
前編では、東卍結成メンバーたちの過去が描かれる[c]和久井健/講談社 [c]2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会

今回の撮影シーンでもキーパーソンとして存在感を放っていた稀咲。岡田は稀咲役を間宮に起用した理由として「タケミチだけじゃなくマイキー、ドラケンにとっても最大の敵なので、その強大なオーラや迫力がほしかったんです。間宮さんとは『帝一の國』でご一緒しているんですが、彼独特の怪しげな雰囲気や佇まいが、監督や僕が求めていた稀咲像にぴったりでした。狡猾なところや怖さを、迫力をもってしっかりと体現してくれました。実際の間宮さんはすごく気さくで優しい方なので、真逆ですね(笑)。キャストのみんなともすごく仲がよくて新キャストとも交流がありますし、表のムードメーカーが山田さんだとしたら、裏のムードメーカーのような存在です」と語った。

今作ではタケミチと千冬の息の合った(?)バディも大きな見どころ
今作ではタケミチと千冬の息の合った(?)バディも大きな見どころ[c]和久井健/講談社 [c]2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会

今回が初登場となる千冬役の高杉については「ちょっとタケミチとリンクするようなところ、不器用だけどがむしゃらに戦う、みたいな部分が垣間見えるキャラクターですよね。高杉さんの印象としては、すごく謙虚で誠実な方で、正直言うと一番最初にお会いした時に『人を殴ったりできるのかな?』と心配になるくらい、ヤンキーとはかけ離れた印象だったんです。でも彼はカメラを向けられると人が変わるタイプ。もう豹変します。カメラが止まると本当に優しくて大人しい青年に戻るので、恐ろしい男だなと思ってます。いい意味で(笑)」と印象を明かした。

最後に、前作の大ヒットを受けて今作に懸ける想いについて岡田はこう語る。「北村さんたち前作からの俳優陣とも話していましたが、前作で確実に“ある時代の代表作”にできたっていう自負を持てたなと思っています。前作はとにかくバットを振ってチャレンジしようっていう思いでやっていたんですけど、今作はもうあの時から2年経っていて、僕含めスタッフもキャストも何段もレベルが上がっています。その状態での2部作なので、もはやただ続編を作るのではなく、前作を観てくださった方々の期待を遥かに超える作品にしようと。既に『東リベ』を代表作にできたと思っているからこそ、高いハードルを越えたいという想いを、俳優たちだけでなくスタッフも含め全員が抱えながら作り上げてきました。どうか楽しみにしていてください!」

前編の公開まで、本当にもうあと少し。満を持して公開される人気エピソード「血のハロウィン編」がどのように実写化されているのか、引き続き楽しみに待ちたい。


取材・文/編集部

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