林原めぐみ、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は「脚本を読んだ途端に号泣」と告白!ジン役の堀之紀は「哀ちゃんかわいい」とメロメロ

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林原めぐみ、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は「脚本を読んだ途端に号泣」と告白!ジン役の堀之紀は「哀ちゃんかわいい」とメロメロ

全25作の累計興行収入が1000億円を突破した「名探偵コナン」の劇場版シリーズの最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(4月14日公開)。本作の完成披露試写会が4月4日に東京国際フォーラムで開催され、高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、林原めぐみ、堀之紀、立木文彦、小山茉美、古谷徹、池田秀一、沢村一樹が登壇。黒ずくめの組織のキャストを含めた豪華声優陣が息ぴったりの掛け合いを披露し、会場を盛り上げた。

黒ずくめの組織、キャスト陣のシルエットに会場も大興奮!
黒ずくめの組織、キャスト陣のシルエットに会場も大興奮!

東京、八丈島近海に建設された世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設“パシフィック・ブイ”を舞台に、コナンや灰原哀が、とある技術をめぐる陰謀に立ち向かう姿を描く。宿敵である黒ずくめの組織に、灰原の正体がシェリー&宮野志保であることがバレてしまうのか…?など、シリーズの核心に迫る物語に注目が集まっている。

高山みなみ、コナンと笑顔で手を振った
高山みなみ、コナンと笑顔で手を振った

この日は、豪華声優陣がずらりと登壇。黒ずくめの組織のメンバーも参加する貴重な機会となり、舞台挨拶の幕開けにジン役の堀が「会いたかったぜ、シェリー」と渋い声を響かせると、会場も大興奮。ベルモット役を演じる小山は、「A secret makes a woman woman」とベルモットの名セリフを披露しながら「26作品目にして、初めて登壇させていただきます。緊張しています」と話すなど、サービスたっぷりの挨拶に観客のボルテージは上がりっぱなしだった。

江戸川コナン役の高山は「盆と正月が一緒に来たみたい!このメンバー(での登壇)も初めて。これだけの人数も初めて」と豪華メンバーのそろい踏みに大感激。牧野洋輔役でゲスト声優を務めた沢村は、「こうやって間近で声を聴くと、ただでさえ緊張しているのに、緊張が高まってしまう。マイクがヌルヌルです。緊張感のなかで犯人を言ってしまいそう」と苦笑いを見せ、隣にいたコナンから制止されていた。


灰原哀役の林原めぐみ
灰原哀役の林原めぐみ

本作では、灰原哀にスポットが当たる。灰原役の林原は「読んだ途端に号泣」と脚本を読んだ感想を告白。「自分をクールダウンさせてみると、哀ちゃんが泣いているんじゃなくて、私が泣いているんだなと思った。いつ死んでもいいと言っていた彼女が、これだけの人に愛されるようになって、生きるということに対して、自分のなかに決意を持っているということに、私が泣いていたんだなと思った」としみじみと話す。堀とウォッカ役の立木がコミカルなやり取りを見せて、林原から「M-1グランプリじゃないんですから!」と突っ込まれるひと幕もあったが、そんななか堀は「哀ちゃんかわいい」とメロメロの様子を見せて、会場も爆笑。「コナンって、ありえないくらいのすばらしいキャストが集まっているので、一人一人すばらしいのは当たり前なんですが、そのなかでも哀ちゃんがかわいくて」と続けると、林原も「ありがとうございます」と大照れだった。

ジンとウォッカ、息ぴったり
ジンとウォッカ、息ぴったり

しかし林原からは、会うたびに「怖い」と言われるそうで、堀は「心外だなと思っている」とさみしそう。林原は「皆さん、アフレコスタジオではキャラクターをまとっていらっしゃるんです。怖くて逃げちゃう」とアフレコ時には黒ずくめの組織のオーラをたっぷりと感じているそうで、堀が「そんなことないよね」と同意を求めると、立木は「そうですよね、優しいですよ」とにっこり。「ジンの兄貴のしゃべりは、一言でも本当に怖いです。堀さんのセリフには、一言に重みがある」と兄貴に最敬礼だった。

小山茉美は、ベルモットが「自分でもわからない」と告白
小山茉美は、ベルモットが「自分でもわからない」と告白

ミステリアスな美女、ベルモットの動向も気になるが、小山は「ベルモットが初めてテレビシリーズに出演したのが、23年前なんです。それから数年に一度あるかないかの出番で、毎回秘密めいている。いまだによくわかっていないです。本人、よくわかっていない」と素直に吐露。バーボン、降谷零、安室透というトリプルフェイスを持つキャラクターを演じている古谷にレクチャーしてもらうこともあったそうだが、小山から「皆さん(本作でも)一字一句、聞き逃さないでください。食い入るように観てください。見逃すとわけわかんなくなる。どうですか?バーボン」と話を向けられた古谷は、「ガチのコナンファンの皆さんなので、あなたよりは数段わかると思います」とファンのほうがベルモットについて知っていると話し、小山も爆笑。さらに古谷は「組織のなかではバーボンという、怖い立場でいるんですが。ここだけの話、実は公安警察の捜査官なんです」とぶっちゃけるなど、にぎやかなトークに大盛り上がりとなったこの日。

赤井秀一役の池田から「守りますよ」という言葉をお見舞いされた林原が、「キャー!やったー!(いまの言葉)持って帰ろう」と飛び跳ねる場面もあり、声優陣のチームワークのよさに沢村もタジタジ。最後には高山が「ドキドキハラハラはもちろん、コナンの海で溺れていただきたい」と本作を熱くアピールして、大きな拍手を浴びていた。

取材・文/成田おり枝

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