正義のロボットだけど意外とバイオレンス!?オプティマス“無双”で振り返る「トランスフォーマー」シリーズ
新たに手にした大剣でロックダウンを一刀両断!
第4弾『トランスフォーマー ロストエイジ』(14)は、人間側の主人公がシャイア・ラブーフ演じるサムからマーク・ウォールバーグ扮するケイド・イェーガーにチェンジしたものの、これまでのシリーズ3作とは地続きの作品。前作で人類を救ったにもかかわらず、狩られる存在となったオートボットたち。テキサスで身を隠していたオプティマスは、発明家ケイドと共に金属生命体の“創造主”が派遣したロックダウンに立ち向かう。
オートボットとディセプティコンの戦いがほぼ終息し、ロックダウンやメガトロンの染色体から作られた人工トランスフォーマーのガルバトロンなど、これまでにないタイプの新キャラたちが激突。そんな今作最大の見せ場がロックダウンとの最終決戦だ。香港での死闘の末、オプティマスは新たに手にした大剣でロックダウンを背中からひと突きし、そのまま頭部へと切り裂いて両断。歴戦の友だったラチェットらを殺された恨みも大きかったに違いない。
剣の一振りで6体の首を一気に切断
第5弾『トランスフォーマー/最後の騎士王』(17)は前作から数年後、宇宙へと旅立ったオプティマスは、地球のエネルギーをねらう創造主ことクインテッサや、またもや復活したメガトロンに戦いを挑む。オプティマスが創造主のもとに飛び去った前作を受けた今作は、バンブルビーがオートボットの実質的なリーダーとして活躍。オプティマスは中盤から登場するが、クインテッサに洗脳されたネメシスプライムとしてケイドやバンブルビーに牙を剥く。正気を取り戻したあとは、6体に分離したインフェルノコンの首を大剣の一振りではね飛ばし、少女に銃口を向けたメガトロンの腕を斬り落とすなど、いつもの無双ぶりは健在。「くたばれ醜きものよ!」「私が誰だか忘れたか?」といった名ゼリフも冴えまくりだった。
最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は、舞台設定が1994年と第1作より前の時代の物語。乗り物ではなく、ゴリラ型のオプティマスプライマルをはじめチーターやハヤブサといった動物から変形するトランスフォーマー、「トランスフォーマー」シリーズにおける最大の脅威、ユニクロンが満を持して登場すると言われる今作で、オプティマスプライムはどんな戦いを見せてくれるのか?鬼神のような大暴れに期待したい。
文/神武団四郎