笠井信輔に『アバター』最新作をブルーレイ&DVDで観るべき理由を聞いたら、その答えがアツすぎた!
「演じる人たちの凄まじさも別次元だなと驚かずにはいられないですよね」
ブルーレイやDVDのおすすめポイントは3時間を超えるボーナス・コンテンツを収録していることだと熱弁する笠井。「ボーナス・コンテンツを観てから、本編をもう一度観ると『アバター』の世界をすべて体験することができます」とアピール。「感動は倍以上になるし、こだわりにはびっくりすることばかりです。3時間以上と聞くと、本編も長いのにと尻込みしちゃう人もいるかもしれないけれど、観て損はない。むしろ、観ないと損だと心から言いたいです。短い映像がたくさん入っている形なので、知りたい情報を知るという使い方もできます」。
笠井のイチオシは水中シーンの撮影だ。「『アバター』の経験を踏襲して、役者をワイヤーで吊った撮影方法を試すリハーサルから映しだされるのですが、なんか違うってなるわけです。そして、海の部族らしい泳ぎに見せるために、巨大な水槽を作ることになります。これだけでも前作からのスケールアップを実感できてすごいことなのに、今度は酸素ボンベから出る泡が海の種族っぽくないって話になるわけです。どう解決したかというと、役者が素潜りすればいいという結論に。考えられない流れだけど、それを役者陣があっさり受け入れてやってしまうところにもびっくり」。ボーナス・コンテンツではなんと6分50秒の素潜りに成功し、喜ぶケイト・ウィンスレットの姿を確認できる。さらにあるインタビューでは、7分14秒という記録も作ったと話しているので驚きだ。笠井はそんなウィンスレットの潜在能力の高さも絶賛し、映像を振り返りながら「演じる人たちの凄まじさも別次元だなと驚かずにはいられないですよね」と、身振り手振りを交えて興奮気味に説明する。
「このすばらしい世界をご自宅で堪能できるなんて表彰したいくらい」
「僕がどんなに力説するよりも、メイキングシーンの該当箇所を数分観るだけで、そのすごさは実感できるはずです」と熱く語る笠井が、もう一つオススメしたいポイントとして、キリを演じたウィーバーを挙げる。「73歳(劇場公開当時)のシガーニーが14歳の少女を演じることができたのも、パフォーマンスキャプチャという技術があってこそ。彼女がキリを演じた意味などもメイキングや本編でいろいろと考えながら、今後の展開を想像するのも本作の楽しみ方だと思っています。本編だけでも圧倒的に高い満足感が得られますが、『アバター』の世界を網羅したいなら、ボーナス・コンテンツのチェックはマスト。このすばらしい世界をご自宅で堪能できるなんて、表彰したいくらいすごいことなんだよと、大きな声で言いたいです(笑)」。
取材・文/タナカシノブ
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