”ドラキュラモノの原点”を映画化『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』9月に日本公開!ポスタービジュアル&予告映像
「ドラキュラ」モノの原点ともいえるブラム・ストーカーによる名作小説「吸血鬼ドラキュラ」から、最恐と評される“第七章”をハリウッドで映画化したモンスターホラー映画『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』が9月8日(金)より日本公開することが決定。あわせて、不気味な風貌でデメテル号の船首に立つドラキュラの姿を捉えたポスタービジュアルと予告映像が解禁された。
ルーマニアのカルパチア地方から英国ロンドンまで、謎めいた50個もの無記名の木箱を運ぶためにチャーターされたデメテル号は、洋上で毎夜不可解な出来事に遭遇する。この物語は、デメテル号船長の航海日誌(キャプテンズ・ログ)に記されたおよそ1ヵ月におよぶ無慈悲な存在と対峙する壮絶な記録。はたして、大海原を航るデメテル号になにが巻き起こったのか?そして謎に包まれた木箱の中身とは?
デメテル号に乗り込み、悪夢のようなパニックに巻き込まれていく主人公クレメンス医師を演じたのは『ストレイト・アウタ・コンプトン』(15)でドクター・ドレー役に大抜擢され、その後『キングコング 髑髏島の巨神』(17)や『イン・ザ・ハイツ』(20)などの話題作に出演するコーリー・ホーキンズ。共演にオーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞6冠の『ナイチンゲール』(18)で主演を務めたアシュリン・フランチオーシ、「ゲーム・オブ・スローンズ」で玉葱の騎士ことダヴォス・シーワースを演じたリーアム・カニンガム、マイク・ミルズ監督の『カモン カモン』(21)での名演が話題となった子役ウディ・ノーマンらが脇を固める。そして一際異様な存在感を発揮している注目のドラキュラ役は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(17)、「REC/レック」シリーズなどで数々のクリーチャーを演じ、人々を恐怖に陥れてきた名優ハビエル・ボテットが怪演をみせ、船の乗組員のみならず、劇場の観客をも逃げ場のない洋上でのパニックへと誘う。
解禁された予告映像では、内容物が不明の木箱を英国まで輸送する乗組員たちと、主人公クレメンス医師(ホーキンズ)、エリオット(カニンガム)が溺愛する孫のトビー(ノーマン)らがデメテル号に乗り込み、大海原に向け航海に出る様子が映しだけでもされる。荘厳なデメテル号に感激するクレメンスだが、そんな平和な時間もつかの間、ある夜、家畜が“なにか”によって惨殺されてしまう。死体を診て「咬まれた痕がある」と分析するクレメンスと、それを聞いて不穏な空気が漂う船内。遂に嵐とともに恐怖の“ドラキュラ”が夜のデメテル号に姿を現す。赤い目に大きな牙というドラキュラの代名詞に加えて、大きくとがった耳と翼、青白い身体と、見ているこちらもゾクッとしてしまうほど不気味な風貌をしたドラキュラ。乗組員たちは血を吸われるだけでなく、身体に異変も起きはじめ、逃げ場のない洋上で絶体絶命のなか緊迫感あふれる映像が次々と展開される。“本当に怖い吸血鬼伝説”の幕開けに誰もが期待が高まること間違いなしの映像となっている。
監督は、本作の脚本を読んですぐに「洋上のエイリアン」をイメージしたという、ホラー映画の気鋭、『スケアリーストーリーズ 怖い本』(19)のアンドレ・ウーヴレダル。正統派ドラキュラ映画『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』に乞うご期待。
文/山崎伸子