『キングダム 運命の炎』が初日から3日間で10億円突破、シリーズ最高記録を樹立
7月28日から7月30日までの全国映画動員ランキングは、山崎賢人が主演を務め、2019年と2022年にそれぞれ年間実写邦画No. 1の大ヒットを記録してきた「キングダム」シリーズの第3弾『キングダム 運命の炎』(公開中)が初登場でNo. 1を獲得した。
シリーズ1作目対比152%のロケットスタート!
コミックスの累計発行部数9900万部を突破した原泰久の人気漫画を原作にした「キングダム」シリーズ。そのなかでも特に人気の高いエピソードである「馬陽の戦い」と「紫夏編」を映画化した『キングダム 運命の炎』。全国510館(IMAX49館、4D78館、DOLBY CINEMA7館を含む)で公開され、初日から3日間で観客動員70万3530人、興行収入10億5070万8610円を記録した。
この成績は、2023年に公開された実写映画のなかでもNo. 1のオープニング観客動員数。また初日から3日間の興収は、最終興収57.3億円を記録したシリーズ1作目の『キングダム』(19)対比152%、最終興収51.6億円を記録した前作『キングダム2 遥かなる大地へ』(22)対比103%とシリーズ新記録を樹立。さらなる大ヒットへ期待が高まるところだ。
『仮面ライダーギーツ』&『王様戦隊キングオージャー』も好発進!
前週に初登場1位スタートを飾った『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(公開中)は、2位にランクイン。週末3日間で動員38万6700人、興収5億9500万円を記録。累計成績では動員150万人、興収22億7700万円を突破している。
また、前週よりワンランクダウンの3位となった宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』(公開中)は、週末3日間で動員36万6700人、興収5億6300万円となり、累計成績では動員305万人、興収46億9300万円となった。
4位に初登場を果たしたのは、2大ヒーロー映画の2本立て上映『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』(公開中)。初日から3日間で動員15万4800人、興収2億800万円を記録。昨年公開された『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』『暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー』(22)の2本立てとの興収対比144%という好スタートを切っている。
そして4週連続で5位を守り続ける『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(公開中)は、累計興収133億9000万円に到達。歴代興収ランキングでは『アナと雪の女王2』(19)を上回り海外アニメ作品として歴代2位の第25位に浮上。現在24位の『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(公開中)を近日中に抜き去ることになるだろう。
以下は、1~10位までのランキング(7月28日〜7月30日)
1位『キングダム 運命の炎』
2位『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
3位『君たちはどう生きるか』
4位『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』
5位『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
6位『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』
7位『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
8位『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』
9位『リトル・マーメイド』
10位『交換ウソ日記』
今週は、ディズニー&ピクサーの長編アニメーション最新作で川口春奈とKis-My-Ft2の玉森裕太が日本版声優を務める『マイ・エレメント』(公開中)、世界的ヒットシリーズの第7弾でSexy Zone中島健人と仲里依紗が日本語吹替え版声優を務める『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(公開中)などが公開となっている。
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記
文/久保田 和馬