北乃きい主演映画『おしょりん』メガネ作りへの熱い情熱が伝わる場面写真

北乃きい主演で放つ、メガネ作りに人生を懸けた人々の情熱と愛の物語『おしょりん』が10月20日(金)より福井県で先行公開され、11月3日(金・祝)より全国公開される。このたび本作の場面カット9枚が解禁となった。

いまでは日本産メガネの95％を生産している福井県。藤岡陽子「おしょりん」をもとにした本作の舞台は、明治時代の福井。豪雪地帯のため冬は農作業ができずに収入の道がなくなる村を助けようと、メガネ工場をゼロから立ち上げた増永五左衛門と幸八の兄弟に、2人を信じて支え見守り続けた妻、むめたちの挑戦と情熱、家族愛を描く。史実のもと、福井がメガネの聖地となった成り立ちを追いかけ、“ものづくり”の魅力と、実用品かつ装飾品でもあるメガネに渾身の技術と魂を吹き込む職人と彼らを支える家族を感動的に紡いでいく。主人公のむめ役を演じた北乃は、女性の自由が少なかった時代に、メガネづくりを成功させるという夢を見ることで、心の自由を手にした女性を生き生きと演じた。また、むめの夫で増永兄弟の兄、五左衛門役に小泉孝太郎、弟の幸八役に森崎ウィン。監督は『えちてつ物語 ～わたし、故郷に帰ってきました。～』(18)の児玉宜久が務めた。

解禁されたのは、メガネ作りに挑んだ人々の情熱が伝わる場面写真だ。メガネ工場を立ち上げた増永兄弟を支えた北乃演じるむめの優しい表情を捉えたカットや、真剣な眼差しをメガネに向ける森崎ウィンと小泉孝太郎演じる増永兄弟、宮大工出身ながら一からメガネ作りに挑む職人を演じた駿河太郎など、いまとなってはメガネ生産の聖地となった福井県の礎を築いた人々の熱い想いが投影された場面写真となっている。また、増永兄弟の母役を演じたかたせ梨乃、メガネ作り職人役の津田寛治、メガネ商人役の佐野史郎と、脇を固めるキャストも豪華な面々が揃った。

撮影は、2022年２月から4月にかけ、福井県をはじめ県内17市町、100を超える県内企業が協力し、オール福井ロケで行われた。日本三大松原として知られる気比の松原(敦賀市)、旧谷口家(住宅国指定重要文化財／越前市)、西野本家住宅(登録有形文化財／越前市)、おさごえ民家園(福井市)、旧岸名邸(登録有形文化財／坂井市)、旧森田銀行(登録有形文化財／坂井市)など、多くの景勝地がスクリーンに刻まれている。

メガネ製造技術を習得することの難しさ、難航する資金調達など、何度も挫折しそうになりながら諦めず立ち向かった人々の物語を、実力派キャストたちが感動のサクセスストーリーとして完成させた『おしょりん』に乞うご期待。

文/山崎伸子