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上野樹里、7年ぶり主演作で林遣都と初共演『隣人X 疑惑の彼女』公開決定!

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上野樹里、7年ぶり主演作で林遣都と初共演『隣人X 疑惑の彼女』公開決定!

上野樹里が主演を務め林遣都と共演する映画『隣人X 疑惑の彼女』が12月1日(金)より全国公開されることが決定。キャストの上野や林、さらに監督や原作者からのコメントが到着している。

【写真を見る】上野樹里扮する主人公、柏木良子は知らず知らずのうちに他人を遠ざける日々を送る
【写真を見る】上野樹里扮する主人公、柏木良子は知らず知らずのうちに他人を遠ざける日々を送る[c]2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 [c]パリュスあや子/講談社

本作は第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子の小説「隣人X」を、熊澤尚人の脚本、監督で実写化する異色のミステリーロマンス。世界には紛争のため故郷を追われた“惑星難民X”があふれ、各国がその対処に苦慮していた。いち早く受け入れを発表したアメリカに追随するように、日本も受け入れを決定する。しかし、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだ“X”がどこで暮らしているのか、誰にも知ることはできない。Xは誰なのか、彼らの目的はなんなのか、社会にはXに対する不安や動揺が広がり、誰もがXを見つけだそうと躍起になっていた。そんななか、週刊誌記者の笹憲太郎はX疑惑のかかった柏木良子の追跡を開始。スクープのために正体を隠して良子へ近づいたことで、2人の距離はしだいに縮まっていく。やがて彼女へ恋心を抱く笹だったが、良子への疑惑を拭いきれず…。

主人公の柏木良子を演じるのは、本作が7年ぶりの映画主演となる上野樹里。アルバイト先と自宅を往復する毎日を過ごし、趣味は読書という穏やかな生活スタイルで、知らず知らずのうちに他人を遠ざける日々を送る良子。そんな彼女は、突然現れた笹の存在に戸惑いながらも、徐々に心を開いていく。上野は本作について「時代の流れにのまれず自分らしく生きることや、自分らしさを理解してくれる人と出会えることの大切さを伝えられる作品だと思い出演を決めました。ちょっとハラハラドキドキしたい、Xってなに?誰がXなの?と刺激を求める方にも、しっとりとしたラブストーリーを観たい方にも、楽しんでいただけると思います。いま届けるべきメッセージが詰まっている映画です」とコメント。

良子を追う記者、笹憲太郎を演じるのは、映画やテレビドラマ、舞台と常に第一線で活躍を続ける林遣都。「僕が演じた笹は、いまの厳しい世の中に翻弄されながら常になにかとなにかのはざまで苦しんでいる、そんな精神的にしんどい役どころでした。僕自身も撮影中追い込まれる瞬間や苦しい場面がたくさんあったのですが、共演者の方やスタッフの方々に支えられなんとか演り抜くことができました」と撮影を振り返る。また林は、今回初共演となった上野の印象について「撮影期間中一切の妥協をせず、誰よりも作品に愛情と情熱を注ぎ込む、頼もしくすてきな女優さんでした」と明かしている。

上野とは『虹の女神 Rainbow Song』(06)以来17年ぶり、林とは『ダイブ!!』(08)以来15年ぶりのタッグとなった熊澤尚人監督は2人の演技を絶賛。「瞬間に生まれるダイナミズムと予想を超える感じが大変魅力的で、唯一無二な女優」と上野を称賛し、林に対しても「演技に向かうタフさと誠実さは怪物ですね。高校1年当時を知っている分、いまは本当に俳優を天職にされていると感じました」と感慨深げに語った。

原作者のパリュスあや子も「映画はまさに新たな視点で『異なる者たちの恋愛』を軸に、人とのつながりや社会の偏見を問う作品になっていて、一観客として最後まで楽しく、時に涙しながら拝見しました」と語りながら、映画のできに関して「なにより俳優陣が素晴らしく、美しく説得力のある映像と共に無理なく世界観がミックスされていて自然と引き込まれました」と太鼓判を押した。


話題作への出演が続く上野と林にとって初顔合わせとなった本作。寓意に満ちた異色のミステリーロマンスの結末をぜひ劇場で見届けたい。

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