「キラキラした夢のよう」「明るくてチャーミングなティモシーが見られて幸せ」『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』はファンの満足度◎!
優しいウォンカの仲間たちや憎めない悪役まで、クセのあるキャラクターたち
そんなウォンカの脇を固めるのが、観ていて楽しくなるような登場人物たち。「それぞれ個性的で、ストーリーの進展に欠かせない魅力的な人たちだった」(30代・女性)という言葉どおり、優しい仲間はもちろん、敵たちも個性豊か。名優たちの遊び心のある演技も光っている。
例えば、ウォンカの作るチョコレートを常にねらう神出鬼没のウンパルンパ。緑の髪&オレンジの肌を持つ男というルックスは、ウォンカを凌ぐほどのインパクト。このキャラクターをヒュー・グラントが演じており、かわいらしい見た目と裏腹なダンディな声とジェントルなしゃべり方のギャップがなんともユニークだ。
「ビジュアルも、耳に残るキャラクターソングも印象的だった」(20代・女性)
「曲もダンスも頭から離れません」(20代・女性)
「一度踊りだすと止まらない」と言いながらコミカルなダンスを踊る姿は中毒性抜群で、クセになる人も多かったよう。
また、ウォンカの宿の仲間たちも「観ていて『誰だっけ?』となることがなかった」(20代・男性)とキャラ立ちが抜群。チョコレート組合の秘密を知る元会計士のアバカスや街の排水路に詳しい姉御肌のパイパーなど、各々がスキルを生かした活躍を見せてくれる。
そのなかでも、夢見るとこを諦めていた孤独な少女ヌードルは、「ヌードルがいてこそウォンカである」(20代・女性)というコメントもあるようにウォンカの相棒となる重要な存在。ウォンカの作ったチョコレートの魔法にかけられた時のかわいらしい表情から、自らの危険を顧みずにウォンカを守ろうとする頼りになる一面まで、注目の女優ケイラ・レーンが感情豊かに命を吹き込んでいる。
また、お人好しなウォンカをだまし、住み込みで働かせる悪徳宿の女主人ミセス・スクラビットをオリビア・コールマンが演じている。詐欺を企んで不敵な笑みを浮かべたかと思えば、相棒のブリーチャー(トム・デイビス)に惚れて乙女になったりと、コロコロと変わる表情や印象はさすがオスカー女優。「いい意味で強烈だった」(20代・女性)、「表情豊かでおもしろい」(20代・男性)との言葉も納得の存在感を放っている。
さらに、ウォンカの才能を恐れて妨害するチョコレート組合の3人組や彼らと癒着したチョコ大好き警察署長(キーガン=マイケル・キー)、神父(ローワン・アトキンソン)といった“悪党”たちも「悪役なのに憎めない感じがよかった」(20代・女性)と、どことなく漂うかわいげが魅力的。
そして「特に重要なキャラクターだと思った」(20代・女性)、「出演時間は短いけど印象的だった」(30代)など、ウォンカの夢の動機となる母をサリー・ホーキンスが演じており、持ち前の雰囲気で魅せる、優しく誠実な人物像に心惹かれた人も多かったようだ。