『ウィッシュ』サウンドトラック収録の全8曲を徹底解説!日米キャストはどのように歌う?
7.「ウィッシュ〜この願い〜(リプライズ)」by アリアナ・デボーズ&キャスト/ 生田絵梨花&キャスト
アーシャが1人で囁くにように歌いだし、そのあとに仲間が加わり力強いサウンドへと変わっていく。「ウィッシュ〜この願い〜」のリプライズ・バージョンは、アーシャの“願い”が星に届いて奇跡を起こすシーンの歌唱バージョンとは異なり、皆の想いが合わさることで、より強い“願い”となる様子が描かれている。革命アンセム「真実を掲げ」と同様に、一致団結の大切さを教えてくれる。
8.「かけがえのない願い(エンドソング)」by ジュリア・マイケルズ
本作のエンドロールで流れるナンバーは、楽曲を書いたマイケルズがみずから歌っている。4歳からディズニーファンだったというマイケルズ。『ウィッシュ』の音楽を担当するだけでも夢のようだったというが、シンガーとしてエンドソングを歌ってほしいとのオファーをもらった際には、涙が止まらなかったそうだ。美しい星空を見上げるかのように、うっとりと聴き入らせてくれる歌声とメロディ。映画の余韻にたっぷり浸らせてくれる。
『ウィッシュ』日本版オリジナル・サウンドトラックは、1枚でデボーズやパインらによる英語版の楽曲と、生田や福山らによる日本語版の楽曲、インストゥルメンタルまで楽しめる通常版と、これに加えてスコア楽曲を日本限定でCD収録し、ボーナス・トラックとしてマイケルズ本人が歌う貴重な4曲のデモ曲も収録したデラックス版が発売中。2か国語を聴き比べたり、自身で歌ったり。様々な形で楽しむことができそうだ。
文/村上ひさし
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