吹替キャスト経験者も登場!ディズニー好き著名人が選んだ名曲で振り返る、『ウィッシュ』へ続く100年の軌跡|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
吹替キャスト経験者も登場!ディズニー好き著名人が選んだ名曲で振り返る、『ウィッシュ』へ続く100年の軌跡

コラム

吹替キャスト経験者も登場!ディズニー好き著名人が選んだ名曲で振り返る、『ウィッシュ』へ続く100年の軌跡

『蒸気船ウィリー』(28)から『白雪姫』(37)、『美女と野獣』(91)、『アナと雪の女王』(13)と数々の名作を世に送りだして来たディズニー。2023年に100周年を迎え、記念碑的な最新作『ウィッシュ』がいよいよ12月15日(金)より日本でも公開される。そんなアニバーサリーイヤーの締めくくりに最もふさわしい本作に向けて、ディズニー大好きな俳優や声優、タレントへのアンケート企画を実施。最も思い出深いディズニー作品とその楽曲、『ウィッシュ』への期待について語ってもらった。100年の歴史を振り返りながら、その熱い想いを紹介していこう。

『リトル・マーメイド』の名曲を豊田エリー&木村昴がセレクト!「こちらの胸まで高鳴る」(豊田)「歌えたことが嬉しかった」(木村)

ディズニー・ルネサンス以降の作品で欠かせない存在となった名作曲家、アラン・メンケンが初めてディズニーに携わった『リトル・マーメイド』(89)。現在までに多くのファンに愛されてきた一本であり、その劇中曲から「パート・オブ・ユア・ワールド」を俳優の豊田エリーがピックアップしてくれた。

人間の世界に憧れる人魚のプリンセス、アリエルの物語を描く『リトル・マーメイド』
人間の世界に憧れる人魚のプリンセス、アリエルの物語を描く『リトル・マーメイド』[c] 2023 Disney

地上に憧れる人魚のプリンセス、アリエルが自身の心情をエモーショナルに歌い上げる楽曲で、「好きなものを自由に追い求めたい主人公アリエルの心が歌われているのですが、曲の後半にかけて盛り上がっていくメロディによってこちらの胸まで高鳴っていき、彼女と同じ感情のところまで連れていかれるので、本当にすごいと思います」とコメント。人間の世界へ行くことを決して諦めないというアリエルの力強さが、心に強烈に刻まれているようだ。

同作からは、今年夏に公開された実写版『リトル・マーメイド』でカニのセバスチャン役を務めた声優の木村昴も「アンダー・ザ・シー」を挙げており、「もともと好きな歌でしたが、セバスチャンの吹き替え声優として、この歌が歌えたことがとても嬉しかったです」とのこと。アリエルに「海の世界だってステキじゃないか!」と海の仲間と共に陽気に語りかけるメロディが印象的だ。

森崎ウィンが「すごく魅了された」『アラジン』の大人気楽曲

続いては、こちらも絶大な人気を誇る『アラジン』(92)。同作について語るのは俳優・アーティストの森崎ウィンで、一番好きな楽曲として「フレンド・ライク・ミー」に言及している。

ジーニーが歌い踊る「フレンド・ライク・ミー」も楽しい!(『アラジン』)
ジーニーが歌い踊る「フレンド・ライク・ミー」も楽しい!(『アラジン』)[c] 2023 Disney

洞窟に閉じ込められたアラジンが魔法のランプを擦り、魔神のジーニーと初めて出会うシーンで歌われる。久しぶりにランプの外に出ることができたからか、「どんな願いも3つだけ叶えてあげるよ」とテンションMAXで姿形を変えながらコミカルに歌い踊るジーニーがとにかく楽しい一曲だ。「子どものころに初めて観た時、画面から目をそらすことができない程見入ってしまったシーンの一つです。ジーニーの明るさとミステリアスなところがこの曲に詰まっている気がしてすごく魅了されました」と初めて聴いた時の衝撃を明かしてくれた。

IMALUも「ハロウィーン・シーズンには毎年聴いている」?ティム・バートン名作の代表曲

ティム・バートン原作、原案によるストップモーション・アニメーション『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(93)もまた、ディズニー作品のなかでも異色な、少し不気味なホラー作品ながら多くのファンを獲得している。タレントのIMALUもその一人で、劇中曲「ハロウィーン・タウンへようこそ」について「当時小学生だった私はレンタルビデオ屋さんでVHSを何度も借りては観て、サントラのCDを買ってもらい、歌詞カードを見ながら歌えるように練習していました!楽曲も作品も色褪せないいまでも大好きな映画。ハロウィーン・シーズンには毎年聴いています!」とコメントしている。

死者の町「ハロウィーン・タウン」に暮らす様々なモンスターたちが次から次へと現れては合唱する楽曲で、おどろおどろしさが漂うもののどこかユーモラスでもあり、ハロウィーンに何度も聴きたくなってしまうのも納得だ。

骸骨の主人公、ジャックと彼に想いを寄せる死体から作られた人形のサリー(『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』)
骸骨の主人公、ジャックと彼に想いを寄せる死体から作られた人形のサリー(『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』)[c] 2023 Disney


特集:音楽と映画を楽しもう!【PR】

『ウィッシュ』オリジナル・サウンドトラック
・12月15日(金) CD発売/デジタル配信開始
・CD予約受付中。特設サイトはこちらから

■アンケート回答者プロフィール(五十音順)

IMALU
タレント。語学を学ぶためカナダの高校へ留学し、帰国後、ファッション誌でモデルデビュー。現在はタレントとしてテレビ、ラジオで活躍。体や性の悩み、対人関係や恋愛、社会課題についての疑問を”ハダカの声”でディスカッションする「ハダカベヤ」をPodcast番組で配信中。東京と奄美大島で二拠点生活をしている。

尾上松也
歌舞伎俳優。1990年に二代目尾上松也を名のり初舞台を踏む。歌舞伎のみならず、映画やドラマなどでも活躍しながら、2017年にはディズニー映画『モアナと伝説の海』でマウイ役の声優を務める。2023年はドラマ『女神の教室』、新作歌舞伎『刀剣乱舞』、映画『ミステリと言う勿れ』などに出演したほか、12月には新作歌舞伎『流白浪燦星(ルパン三世)』(新橋演舞場)、2024年1月には「新春浅草歌舞伎」(浅草公会堂)第2部『魚屋宗五郎』ほかに出演する。

木村昴
声優。ドイツ生まれでドイツ人の父と日本人の母を持つ。2005年、14歳の時にオーディションで「ドラえもん」のジャイアン役に抜擢される。声優として活動しながら、俳優、ナレーター、ラッパーや、みずから旗揚げした劇団の座長も務めるなどマルチに活躍。2023年にはディズニー映画、実写版『リトル・マーメイド』でカニのセバスチャン役の吹替声優を務めた。

土屋アンナ
モデル、シンガー、アーティスト。1998年にモデルとしてデビュー。2002年にロックバンド「Spin Aqua」のヴォーカルとして歌手デビュー後、国内外のライブに参加。俳優としては主な出演作に、映画『下妻物語』(04)、『さくらん』(07)などがある。ディズニー映画「ハービー/機械じかけのキューピッド」で吹替声優に初挑戦し、2023年には『ホーンテッドマンション』霊媒師ハリエット役も務めた。

豊田エリー
モデル、俳優。2006年に『陽気なギャングが地球を回す』で映画初出演。2019年に『タロウのバカ』など。近年は舞台、2023年「いつぞやは」、2022年「A la marge –外の道-」パリ公演、「ザ・ウェルキン」「天の敵」「Light house」と出演が続く。

森崎ウィン
俳優、アーティスト。ミャンマーで生まれ育つ。2018年、スティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』でハリウッドデビューを果たし、2020年には映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。2023年はミュージカル「SPY×FAMILY」にてロイド役で主演し、大河ドラマ「どうする家康」で徳川秀忠役を務めるなど、活躍の場を広げている。

関連作品