アーティスト、NOAが実感した『ウィッシュ』に込められた楽曲の力!「ディズニーの音楽にはマジックみたいな魅力がある」
「『誰もがスター!』は特に亀さんの歌が上手すぎ」
ディズニー作品の魅力の一つと言えば、いつまでも心に残る名曲の数々。本作も例に漏れず、マイケルズが手掛けた楽曲たちが物語を美しく壮大に彩っている。特に印象に残った楽曲を聴くと、「うわあ、難しいですね。全部よかったからな」と頭を抱えた。
「『誰もがスター!』は動物たちがそれぞれ違う歌い方をしていて印象に残っています。特に亀さんの歌が上手すぎて、『うまっ!かっこいい!』って思いながら観ていましたね。すごくハッピーになれる曲だし、ディズニーならではの雰囲気と世界観が可愛くて好きな一曲です。とにかくもう、亀さんの歌が上手すぎてそれが一番の衝撃でした(笑)」。
「マグニフィコ王に対して、アーシャと仲間たちが歌で挑んでいく姿がすごくかっこよかった」
物語の序盤、アーシャの強い願いが“スター”に届き、奇跡を起こすシーンで歌われる「ウィッシュ~この願い~」は、力強い歌詞とドラマティックなメロディラインが胸を打つ一曲だ。終盤で、この曲は別のバージョンとなって登場するのだが、NOAは、「最初はアーシャが一人で歌っていたこの曲が、よりパワフルな楽曲になっていくところがすごく感動的でした」と振り返った。
「より曲に込められたメッセージがグッと入ってきて、鳥肌が立ちました。僕もアーティストになるまでに、それこそ屋上で星を見ながらいろんなことを考えたりしていたので、歌詞を見ながら昔の自分を振り返ったりもしました。当時の自分にも、いまの自分にも響くし、共感できるところがたくさんある歌詞で、聴いていてすごく感動しましたね」。
「バレンティノもちゃんと右足から前に踏みだしていたのがめちゃめちゃ可愛かったです」
さらに、アーシャの“いまから向かっていくぞ!”という気持ちが特に伝わった楽曲は、「真実を掲げ」だと続ける。「曲に合わせてみんなで一緒に行進していく感じで、仲間たちと同じところに向かっていくという気持ちがすごく見えてくる曲でした。みんなの影が右方向に向かっていくシーンがあったと思うんですけど、子ヤギのバレンティノもちゃんと右足から前に踏みだしていたのがめちゃめちゃ可愛かったです(笑)」。
「ヴィランならではの怖さや魅力を感じられた一曲でした」
マグニフィコ王が“願いの力”により魔力を増幅させ、最恐のヴィランへと変貌していく様を歌う「無礼者たちへ」は、彼の怒りの感情をポップなサウンドに乗せた魅力あふれる一曲だ。
「マグニフィコ王の歌う『無礼者たちへ』は前後の楽曲とはまた全然違う雰囲気で、歴代のヴィランたちを思い出しました。マグニフィコ王は最初、ヴィランだけど怖くないなという印象だったんですけど、あのシーンは怖いというか“やってくるぞ感”がすごくありました。ヴィランならではの怖さや魅力を感じられた一曲でしたね。でも、ただ怖いだけじゃなく、リズミカルだからこそ圧倒される感じもあって、聴いていて楽しかったです」。
「ジュリア・マイケルズの楽曲も歌声も、ディズニーの世界観と美しく交わっていてかっこいいなと思いました」
本作の楽曲制作により、ディズニー長編作品の楽曲を手掛けた史上最年少アーティストとなったマイケルズ。NOAは以前から彼女の曲を聴いており、『ウィッシュ』の楽曲を制作すると知ってすごく楽しみにしていたそうだ。「僕が聴いていた彼女の曲はポップっぽいものが多かったので、今回のディズニーとコラボした楽曲を聴いて『こういう曲もできるんだ!』という驚きが大きかったです。彼女の楽曲も歌声も、ディズニーの世界観と美しく交わっていてかっこいいなと思いました」と魅力を語った。エンドソング『かけがえのない願い』は彼女自身が歌っているが、感想を聞くと「…僕はもう、エンドクレジットの間ずっと泣いちゃっていたので(笑)」と、照れ笑い。
「でもそれぐらい心が動かされるすてきな曲でした。歌詞もすごくよかったです。エンドソングってその作品を締めくくる曲だと思うんですけど、最高の締めくくりだったと思います。あと、曲と共にエンドロールでこれまでのディズニー作品のキャラクターがたくさん出てくるじゃないですか。あれは本当にやばかった!あれはちょっともう、本当にずるいです(笑)!映像を観ながら小さいころのことやこれまでのいろんなことが思い出されて、もう、涙腺がダメでした」。