マルチに活躍する人気声優、津田健次郎と武内駿輔が語る「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」の魅力

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マルチに活躍する人気声優、津田健次郎と武内駿輔が語る「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」の魅力

ディズニープラス独占配信中の日本発オリジナルファンタジー・アドベンチャー超大作「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」で、悪役ジャイロを演じた津田健次郎と、主人公タイムの相棒でドラゴンのガフィン役を演じた武内駿輔。マルチな才能を発揮する人気声優の2人が、実写とアニメで2つの世界を描く本作の魅力を語り合った。

【写真を見る】ドラゴンたちの壮大な飛翔シーンに心を奪われる!
【写真を見る】ドラゴンたちの壮大な飛翔シーンに心を奪われる![c] 2023 Disney

本作は、実写で描く現実世界“横須賀”と、アニメで描くドラゴンの棲む異世界“ウーパナンタ”という2つの世界を舞台にした、これまでにない新しい物語。横須賀に住む空想好きな女子高生ナギ役の中島セナと、ウーパナンタからやって来た落ちこぼれのドラゴン乗りである少年タイム役の奥平大兼がW主演を務める。ナギの親友ソンにエマニエル由人、タイムが憧れるドラゴン乗りの英雄アクタに新田真剣佑、謎のコンビニ店員、柴田/スペース役に森田剛。さらに田中麗奈、三浦誠己、成海璃子らが脇を固める。

ジャイロ役ついて語った津田健次郎
ジャイロ役ついて語った津田健次郎[c] 2023 Disney

津田が演じるのは、ウーパナンタの世界でタイムたちの前に立ちはだかる最恐にして最悪の存在ジャイロ役だ。声優としてアニメ「呪術廻戦」や「チェンソーマン」、映画「スター・ウォーズ」シリーズではカイロ・レン役などの洋画吹替えもこなし、さらにナレーションまで担当している津田。そのほかドラマや映画で俳優としても活動し、まさに自身で実写とアニメの両世界で活躍の幅を広げている。先日放送されたTBSの「情熱大陸」放送後も「声が死ぬほど良い。やっぱ最高の役者さんですね!ますます好きになりました!」「ええ声過ぎて最初内容入ってこやんかった、、、、、(本末転倒)」とファンの反響も大きかった。

最新作となる本作について津田は「キャラクター的にもジャイロという役は、素顔を隠す不気味さとミステリアスな部分をあわせもつキャラクターで、主人公たちの敵として出てきます。でも、圧倒的な強さがビジュアルからもあふれ出ていて、表情が読めない感じも非常に不気味で、悪として、敵としてのカッコよさがあふれたキャラクターになっています」と、津田自身もジャイロのキャラクター性に引き込まれたと明かす。

ドラゴンのガフィン役について語った武内駿輔
ドラゴンのガフィン役について語った武内駿輔[c] 2023 Disney

武内はアニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」を筆頭に、「アオアシ」、「天国大魔境」、さらに「アナと雪の女王」シリーズのオラフ役など、多種多様なキャラクターとアニメ作品を担当している。また、彼は“声優界のモノマネ王“とも称され、福山雅治、クロちゃん、ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)といった芸能人のハイクオリティなモノマネを披露し、バラエティ番組でもひっぱりだこの注目声優だ。武内は、本作で人間ではなく、主人公タイムと共に異世界ウーパナンタからやってくる相棒のドラゴン、ガフィンを演じている。

武内は「声優のおもしろいところは、言葉を発しないでキャラクターの心情を表現できることです。本作ではドラゴン役のほうが、声優ならではのおもしろさと言うものが詰まっている気がしてオーディションを受けました。合格をいただいた時は、非常にうれしい気持ちでいっぱいになりましたし、自分のいま持っているものを上手く出し切って、いいドラゴンを演じ切りたいと思いました」と、数々のモノマネレパートリーをもつ武内にとっても新たな挑戦となったキャラクター “ドラゴン”の表現に期待が高まる。

武内駿輔が演じたがドラゴンのガフィン
武内駿輔が演じたがドラゴンのガフィン[c] 2023 Disney

また、武内は演じたガフィンの印象を聞かれると「ガフィンは非常に可愛らしく、ちょっと抜けているところがあるタイプです。ドラゴンは単純にかっこいいとか凶暴性がありそうとか、王者っぽい風格が強調されがちですが、ガフィンはナギやタイムたちとも上手く共存していて、ワンちゃんのようなイメージを受けました。なのでキャラクターを演じるうえでも、僕が飼っているワンちゃんの挙動や感情表現、欲求の伝え方を参考にしました。実際、収録を進めてみて、すごく大切にしていたのが、キャラクターっぽくなりすぎず、リアルな動物感や生物感のある側面も大切にしてほしいと言われたことで、喜怒哀楽も息だけで表現しなくてはならず、めちゃくちゃ難しいなと気づかされたポイントでした」とガフィンの特徴とその表現の難しさを語った。

台本を読んだ時の感想について武内は「最近は現実の世界観からまったく違う異世界に飛びきっちゃう作品も多いと思うんですけど、本作は我々の現実的な世界観と異世界を行ったり来たりする見せ方が非常に上手いんです。主人公ら青年たちのやり取りについても、実際に異世界の人間と相対したら、こういうやり取りになるなと思えるし、言葉が全然通じないところから、近しい年代の人間同士がどういう風に距離を縮めていくか、人と人との距離感の縮め方みたいなものが、非常に時間もかけて丁寧に描かれていて、感情移入できる内容だなと思いました」と手応えを口にする。

津田健次郎が演じた悪役のジャイロ
津田健次郎が演じた悪役のジャイロ[c] 2023 Disney

対して津田は「作品の世界観も興味深く、王道ファンタジーとしてのドキドキ感やワクワク感もあふれていました。スピード感あふれるスリリングな展開と2つの世界を行き来していく感じも本当に斬新で、王道の冒険ファンタジーではあるのですが、それでも新しい世界がここに立ち上がっていると感じました」と作品への期待度が上がったことを語ってくれた。

本作で「主人公の相棒であるドラゴン」、そして「最恐にして最悪の敵」というキーキャラクターをそれぞれに演じたおふたりに、本作の魅力を聞くと、武内は「生まれも育ちも違う子たちが、言葉が通じないところから始まって、相手の文化を知ろうとする気持ちや相手の声を聞くというドラマを若者たちを通して描いています。文字面だけでわからない直観性や自分自身の感性を相手と照らし合わせ、相手の文化や人間性を理解していくところが、非常に魅力的かなと思います。そういった意味ではディズニー作品らしい想像力や言葉だけにとらわれない表現がたくさんあると思います。そして、世界観の作りこみが本当にすばらしいので視覚的な意味でもみなさなんの想像を掻き立てさせる作品となっていると思います」と語る。


「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」でディズニープラスで独占配信中
「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」でディズニープラスで独占配信中[c] 2023 Disney

津田は、「ディズニーが創り出す、しかも日本発のファンタジーということが一番押しの部分かなと思います。いままでにない世界のオリジナルの言語だったり台詞だったりとオリジナリティーあふれるものは、やはりディズニーが得意とするところだと思います。収録はウーパナンタ語のイントネーションだったり、発音だったりになかなか苦労はしました。一緒に作り上げた皆さんからの発音指導もいただきながら、しっかりと作り上げられているオリジナル言語の台詞をすごく大事にしているなとこだわりを感じながら、なるべく丁寧にやっていこうと思いました。そんな作品に参加することができ、日本にしか創れない実写だったりアニメーションだったりが、この作品では多分に生み出されていると思いますので、僕自身すごく注目しております」とディズニーだからこそ創り出せた世界観の広さに自信の色を見せた。

声優業以外でも、いろいろなフィールドで活躍する2人は、本作のキーキャラクターにどう命を吹き込んだのか?その熱い演技をぜひ本編で確認してほしい!

文/山崎伸子

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