スタジオジブリ初の快挙!『君たちはどう生きるか』がゴールデン・グローブ賞アニメ映画賞を受賞
現地時間1月7日に発表された第81回ゴールデン・グローブ賞で、スタジオジブリ製作の宮崎駿監督作品『君たちはどう生きるか』(公開中)が日本映画として初めてアニメーション映画賞を受賞した。
昨年夏に予告映像やストーリーなど作品の情報が一切明かされないまま日本国内で公開され、1月3日までの時点で興行収入87.1億円の大ヒットを記録している本作。北米では12月8日に公開されるや初日から3日間で興行収入1297万ドルを記録し、見事週末興収ランキングでNo. 1を獲得。台湾や韓国、フランスなど、世界各国でスタジオジブリ作品の最高成績を塗り替える大ヒットとなっている。
ゴールデン・グローブ賞のアニメーション映画賞は2006年度に創設され、スタジオジブリ作品がノミネートされるのは今回が初めて(『風立ちぬ』は第71回の外国語映画賞にノミネート)。日本からは過去に『未来のミライ』(18)と『犬王』(22)がノミネートされており、本年度は新海誠監督の『すずめの戸締まり』(22)もノミネートされていた。また『君たちはどう生きるか』はアニメーション映画賞のほか、作曲賞にもノミネートされていた。
すでに第96回アカデミー賞の前哨戦となる全米各地の批評家協会賞では、ニューヨークやロサンゼルス、シカゴなどでアニメーション映画賞を受賞している『君たちはどう生きるか』。フロリダ映画批評家協会賞では、『オッペンハイマー』(2024年公開)や『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(公開中)といった主要部門での活躍が期待される実写作品を押さえて作品賞に輝いたほか、外国語映画賞とアニメーション映画賞にも輝く3冠を達成。
なお、これまでゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞を受賞した作品は、17本のうち16本が同年度のアカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされ、13本が同賞を受賞している。現地時間1月23日に発表される第96回アカデミー賞のノミネーションに期待は高まるばかりだ!