「死霊のはらわた」の新作スピンオフ映画が始動!フランスの新鋭セバスチャン・ヴァニチェクが監督に決定
サム・ライミとロバート・タパートが率いるゴースト・ハウス・ピクチャーズが手掛ける「死霊のはらわた」の新たなスピンオフ作品の監督が決定。「Deadline」が独占で報じている。
わずか35万ドルで制作されたライミの監督デビュー作『死霊のはらわた』(81)から始まった「死霊のはらわた」シリーズ。その後、続編の『死霊のはらわたII』(87)と『キャプテン・スーパーマーケット』(93)が製作され、興行的な成功と同時に批評面でも高評価を獲得。たちまちライミをスター監督に押し上げ、その後のホラー映画に大きな影響を与えた。
それから20年の時を経てフェデ・アルバレス監督がメガホンをとったリブート版『死霊のはらわた』(13)が製作されシリーズの人気が再燃すると、テレビシリーズ「死霊のはらわた リターンズ」も製作されシーズン3まで展開。そして10年ぶりの新作映画となったリー・クローニン監督の『死霊のはらわた ライジング』(23)は北米でスマッシュヒットを記録し、全世界興収1億4000万ドルを突破した。
今回の報道によれば、新たに監督に抜擢されたのはフランスのセバスチャン・ヴァニチェク監督。アパートの住人たちと急速に繁殖するクモとの戦いを描いた昆虫パニックホラー『Vermines』で長編監督デビューを飾り、シッチェス・カタロニア映画祭で審査員特別賞を受賞。ファンタスティック・フェストでは作品賞と監督賞のW受賞を果たし、フランスのアカデミー賞として知られるセザール賞では新人作品賞にノミネートされた期待の新鋭だ。
そんなヴァニチェク監督は、自ら脚本も兼任。まだどのようなストーリーが展開するのかなど、作品の詳細は未定。今後届けられる続報から目が離せなくなりそうだ!
文/久保田 和馬
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