ヘンリー・カヴィル、サム・ロックウェル…『ARGYLLE/アーガイル』出演者が演じてきた魅力的なスパイキャラクターたち!
サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・シナの代表的キャラも実はスパイ!
『キングスマン』(14)では悪役でインパクトを放ち、『ARGYLLE/アーガイル』でも素性のわからない怪しげな男に扮しているサミュエル・L・ジャクソン。彼の代表的キャラクターといえば、『アベンジャーズ』(12)をはじめとするMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で演じたニック・フューリー。『キャプテン・マーベル』(19)では、平和維持組織S.H.I.E.L.D.の若きエージェントとして登場した、スパイと言えるキャラクターだ。
ヒーローものゆえか、スパイのイメージが弱いフューリーだが、初めて彼が主役となったドラマ「シークレット・インベージョン」は、誰が敵で味方かわからないというスパイ映画的なエッセンスの強い作品となっていた。
また、アーガイルの協力者と思しき男を演じているジョン・シナ。彼の代表キャラの一つである「ワイルド・スピード」シリーズのジェイコブも、影の世界で暗躍する秘密工作員。スパイのわりにあまりに行動がド派手なのはご愛嬌。最新作『〜ファイヤーブースト』(23)では魅力的なガジェットを駆使しながら兄ドミニク(ヴィン・ディーゼル)の息子を守り抜いた。
ブライアン・クランストンなど、まだまだいるぞ!
このほかにも、エリーに小説の続きを書かせようと躍起になる組織のお偉方リッター役のブライアン・クランストンも、「ザ・シンプソンズ」のシーズン23・第20話「私を学んだスパイ」というエピソードで、主人公ホーマーのイマジナリーフレンドとして現れるスパイ映画の人気キャラ、ストラディバリウス・ケインの声を担当。
さらにソフィア・ブテラも、各国のスパイが入り乱れる状況を描いた『アトミック・ブロンド』(17)に、主人公ローレン(シャーリーズ・セロン)と恋仲になるフランスDGSEのエージェント、デルフィーヌ役で出演。同業者が次々と殺される状況に不安を感じるスパイの繊細な胸中を体現した。
『ARGYLLE/アーガイル』は、数々の作品でスパイを演じてきた役者たちが、マシュー・ヴォーンならではのツイストの効いた物語のなかで入り乱れるだけに、その結末は予測不能。どんな裏切りで観る者を驚かせてくれるのか?スパイたちの活躍をぜひ劇場でチェックしてほしい。
文/サンクレイオ翼