真田広之が心血注いだアクションシーンの舞台裏とは?「SHOGUN 将軍」メイキング映像
真田広之が主演とプロデューサーを兼ねた超大作「SHOGUN 将軍」がディズニープラスで独占配信中だ。本日4月16日にクライマックス前の第9話が配信されたばかりの本作より、ド迫力のアクションシーンへのこだわりが感じられる特別映像が解禁となった。
戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルのベストセラー小説“SHOGUN”が『トップガン マーヴェリック』(20)の原案を手掛けたジャスティン・マークスや真田らハリウッドの製作陣の手によってドラマシリーズ化された本作。徳川家康など歴史上の人物にインスパイアされた「関ヶ原の戦い」前夜、窮地に立たされた戦国一の武将、虎永(真田)と、その家臣となった英国人航海士、按針(コスモ・ジャービス)、2人の運命の鍵を握る謎多きキリシタン、鞠子(アンナ・サワイ)らが繰り広げる歴史の裏側の壮大な“謀り事”が描かれる。本作は日本では描ききれない、ハリウッドスタジオによる壮大で圧倒的な映像で贈る戦国スペクタクルドラマに仕上がった。
2月27日より配信が開始され、毎週火曜日に1話ずつ更新され、最終話は4月23日(火)配信予定の本作。配信開始直後、映画批評を集積、集計するサイト「Rotten Tomatoes」のレビュー評価100%、オーディエンス評価でも100%(2月27日時点)をマークするという偉業を成し遂げ、ディズニープラスでは配信開始から6日間で、早くも900万回再生で歴代1位の視聴を記録した(※1北米では、「Hulu」で配信。※2スクリプテッド・ゼネラル・エンターテイメント・シリーズ作品中)。さらに国内の映画レビューサービスでも、レビュー評価が5点中4.3(4月15日時点)の高得点を獲得するなど、国内外で話題となっている。
今回解禁となったのは、本作の舞台裏を収めたメイキング映像で、真田ら製作陣、キャスト陣が、徹底的にリアルを追求したアクションシーンへのこだわりを明かしている。本作でハリウッド作品初主演&プロデューサーを務めた真田は、“日本の文化を正しく世界に紹介したい”という熱い想いのもと、日本の実力派俳優陣や時代劇経験豊富な専門家たちを揃えることを条件に出したそうで、撮影前には徹底した訓練合宿を行ったと言う。解禁された映像では、そんな真田の高い要求に全力で応えようと、一心不乱に挑んでいたキャスト陣の様子が映しだされている。
専門家の徹底した監修により、刀を使った殺陣のシーンはもちろん、馬術や弓術まで、戦国時代の“リアルな侍の動き”が細部まで表現された本作。なかでも注目すべきは、これまで他作品ではあまり描かれてこなかった女性陣の戦い方だ。第5話以降の後半戦で、男性陣の活躍の裏で躍動した女性キャラクターが印象的に描かれるが、それらのキャラクターの虜になる観客たちが続出した。物語のカギを握る鞠子役を演じたサワイは「戦国時代には女性たちも実際に戦っていた」とコメント。ジャパンプレミア登壇時、本気で挑んだアクションシーンで長刀が半分に折れたり、歯がかけたりしたというエピソードも披露していたサワイは「女性の侍も訓練を受けるの。戦闘中でも足を開くのは許されないから長刀で距離を保ちつつ戦う」とも話し、ただ激しいだけではなく、1つ1つの所作までも徹底的に再現する必要があったと語る。
渾身のアクションシーンについて、真田は「史実や文化を忠実に守った。計算してある」と自信を見せているが、すでにSNS上では、「ほんとにドラマのクオリティやばい」、「殺陣シーンが本格的ですごかった」、「ハリウッドが描く日本の侍の方が10000倍カッコ良い」と絶賛の声が相次ぐ。かつてないほどリアルな日本描写が、世界中を興奮の渦に包み込んでいるようだ。
いよいよ本作のクライマックスが迫るなか、本日最新エピソードとなる第9話が配信された。囚われていた大坂城から脱出した虎永が石堂たちに立ち向かう準備を進めるが、いくつもの苦難に襲われ、ついに降伏を宣言。使者として石堂(平岳大)、太閤の側室、落葉の方(二階堂ふみ)のいる大坂に向かった按針、鞠子は、裏切った家臣、藪重(浅野忠信)の手引きによって石堂の兵の襲撃を受けてしまう。厳しい戦況に追いやられるなか、これまで虎永の下で忠実に務めを果たしてきた鞠子の硬い決意、そして彼女の使命が明らかになっていく。
そして次回、物語のフィナーレを飾る4月23日(火)配信の第10話では、虎永が長年にわたって遂行してきた秘策の正体や、誰も予想できなかった衝撃の真実、この国への想い、そして未来に向けた壮大な策の全貌が明かされる。各キャラクターたちの思惑が交錯し、衝撃の展開で視聴者を驚かせ続けている後半戦だが、果たして虎永VS石堂の戦いはどのような結末を迎えるのか?窮地に追い込まれた虎永が、ひそかに計画していた壮大な“謀り事”とは?最終話となる第10話をしかと見届けてほしい。
文/山崎伸子