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タカ&ユージが進化を遂げてカムバック!『帰ってきた あぶない刑事』が『名探偵コナン』『ウマ娘』との激戦を制す

コラム

タカ&ユージが進化を遂げてカムバック!『帰ってきた あぶない刑事』が『名探偵コナン』『ウマ娘』との激戦を制す

『劇場版 ウマ娘』は僅差で2位スタートに!

「ウマ娘」の初劇場版が『あぶ刑事』に迫るヒットスタート
「ウマ娘」の初劇場版が『あぶ刑事』に迫るヒットスタート[c]2024 劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」製作委員会

一方2位に初登場を果たしたのは、『劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』(公開中)。漫画やスマホゲームなどのメディアミックスで急成長を遂げ、原案元にあたるJRAとのコラボレーションも活発に行なわれるなど現在の競馬ブームを牽引するアイコンのひとつとなった「ウマ娘」の初の映画化作品が、今年の日本ダービー開催週末という絶好のタイミングで公開を迎えた。

実在の競走馬の名前と魂を受け継ぐ“ウマ娘”たちの奮闘を描く物語で、この劇場版でフィーチャーされているのは第68代ダービー馬ジャングルポケットをはじめとした“2001年世代”。初日から3日間で動員22万6600人、興収は3億5400万円と、興収での比較ならば1位の『帰ってきた あぶない刑事』をわずかに上回る大接戦。さながらジャングルポケットが同世代のマンハッタンカフェを上回る上がり時計をマークしながらタイム差なしのクビ差2着に惜敗した2002年の天皇賞・春を彷彿とさせる初週成績となった。

『デデデデ後章』は4位にランクイン!
『デデデデ後章』は4位にランクイン![c]浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee

そして3位になった『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、7週目の週末3日間も動員20万人、興収3億円という好成績をキープ。これで累計成績は動員977万人、興収140億円と、前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23)を抜いてシリーズ歴代最高成績を更新。日本歴代興収ランキングでは、昨年『黒鉄の魚影』とGW戦線を争った『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23)に並ぶ17位まで浮上。どこまでこの順位を伸ばすのか、そして“動員1000万人”をいつ突破するのか注目だ。

新作タイトルではほかに、浅野いにお原作の人気コミックをアニメーション化した『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』(公開中)が、3月に公開された『前章』の初週成績を上回る4位にランクイン。また、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞と録音賞の2部門に輝いたジョナサン・グレイザー監督の『関心領域』(公開中)は5位に初登場する大健闘を見せた。

オスカー2部門制覇の『関心領域』は5位スタートに
オスカー2部門制覇の『関心領域』は5位スタートに[c] Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.

以下は、1~10位までのランキング(5月24日〜5月26日)
1位『帰ってきた あぶない刑事』
2位『劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』
3位『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』
4位『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』
5位『関心領域』
6位『碁盤斬り』
7位『猿の惑星/キングダム』
8位『ミッシング』
9位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
10位『ボブ・マーリー:ONE LOVE』


今週末は世界中で一大ムーブメントを巻き起こした『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)に登場した戦士フュリオサの過去を描く『マッドマックス:フュリオサ』(5月31日公開)、山本崇一朗の同名コミックを永野芽郁と高橋文哉の共演で実写映画化した『からかい上手の高木さん』(5月31日公開)などが控えている。


文/久保田 和馬

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