世界を不安にさせる新感覚スリラー『クラブゼロ』12月公開決定!本ビジュアルは“どこか不気味”|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
世界を不安にさせる新感覚スリラー『クラブゼロ』12月公開決定!本ビジュアルは“どこか不気味”

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世界を不安にさせる新感覚スリラー『クラブゼロ』12月公開決定!本ビジュアルは“どこか不気味”

ミヒャエル・ハネケに師事する気鋭監督ジェシカ・ハウスナーが、ミア・ワシコウスカを主演に迎えた映画『クラブゼロ』が、12月6日(金)より全国公開されることが決定。本ビジュアルが解禁された。

本作は生徒たちを言葉巧みに魅了する謎めいた教師を主人公にしたイニシエーション・スリラー。名門校に赴任してきた栄養学の教師ノヴァクは“意識的な食事/conscious eating”という「少食は健康的であり、社会の束縛から自分を解放することができる」という食事法を生徒たちに教える。無垢な生徒たちは彼女の教えにのめり込んでいき、事態はエスカレート。両親たちが異変に気づきはじめた頃には時すでに遅し。生徒たちはノヴァクとともに「クラブゼロ」と呼ばれる謎のクラブに参加することになる。

栄養学の教師ノヴァクを演じるのは『アリス・イン・ワンダーランド』(10)をはじめ、『クリムゾン・ピーク』(15)、『イノセント・ガーデン』(12)など、ハリウッド大作から個性派監督の作品まで幅広く出演する演技派、ワシコウスカ。ジェシカ監督から直々のオファーを受け、独自の“健康法”を説き、生徒たちを言葉巧みに魅了する謎めいた教師を好演している。監督を務めるのは、物議を醸すテーマ設定と鮮烈なビジュアルで強いインパクトを放つ作品を次々と発表し話題を集める気鋭監督、ジェシカ・ハウスナー。本作は『リトル・ジョー』(19)に続き、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されているが、過去に手掛けた4作の長編映画もカンヌ映画祭に選出。各国の映画祭から熱視線を集めている監督の一人で、本作も各国の観客を魅了している。

このたび解禁されたのは、ノヴァクとともに、それぞれにさまざまな事情を抱える生徒たちの姿を写し出した本ビジュアル。優しく微笑みながらも、ただ真っ直ぐに前を見つめる彼女の眼差しからは強い信念を感じさせる反面、生徒たちの表情は固く、どこか不穏な空気を漂わせている。さらに「ハマるとヤバいクラブ」「ヘルシーで幸福度がアップする“最新の健康法”。それは“食べないこと”」というコピーとともに、大きなプレートに一つのポテトを小さく刻む生徒の手元も活写。健康や幸福をイメージさせるビタミンカラーの学生服が全体的にポップな印象を与える一方で、なぜか不似合いな表情を浮かべる彼らの姿に“異様さ”も感じる、不気味な魅力が詰まったビジュアルに仕上がった。

また6月29日(土)〜7月5日(金)にかけて開催される「オーストリア映画週間 2024[Our Very Eye 揺るぎなき視線]」では本作の上映、さらにハウスナーの来日も決定。12月に控える公開を前に一足早く本作を鑑賞できる上映会には、ハウスナーも登壇予定だ。


“究極の健康法”を提唱する不気味と、彼女に魅了される生徒たちの姿を、観るものを思わず不安にさせる映像で描き出す本作。世界中から注目を集める新鋭監督の世界にいち早く触れてみてほしい!

文/スズキヒロシ

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