衝撃!『ラブリーボーン』は全然“ラブリー”じゃない!
1月29日(土)から公開の『ラブリーボーン』はタイトルこそ、かわいらしいものの、主人公である14歳の少女が冒頭でいきなり殺されてしまうという、かなりショッキングな物語だ。
全世界で1000万部も売り上げたベストセラー小説の映画化である本作は、主人公が天国に召された後、残された家族を見守るというこれまでにない設定で、タイトルからイメージされるスウィートな少女映画とは一線を画する、ややヘビーでダークな内容だ。
監督は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(01〜03)のピーター・ジャクソン。『キングコング』(05)のリメイクも撮り、今やすっかり巨匠となったが、初期には食人エイリアンと血みどろの戦いを繰り広げる『バッド・テイスト』(87)や、大量の血しぶきが飛び散るゾンビ・スプラッター『ブレインデッド』(92)といったダークな作品も撮っており、本作はそれらの初期作がルーツとなっているようだ。
『ラブリーボーン』というタイトルを聞いたときは、なぜピーター・ジャクソン監督が?という思いがしたが、その内容を詳しく知れば、なるほどそれは彼の本領発揮だと納得して、期待せずにはいられなくなる。【トライワークス】
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