レディー・ガガ演じるリーがジョーカーに共鳴していく『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』最新予告映像

アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描いた傑作の続編となる『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』が10月11日(金)より公開となる。このたび、本作の最新予告映像が解禁。さらに、日本語吹替版、ラージフォーマットでの上映が決定した。

孤独だが心優しい男が、歪んだ社会の狭間で“悪のカリスマ”へと変貌するドラマを描いたサスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』(19)の続編となる本作。前作は圧倒的満足度と衝撃的ストーリーで第76回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞に輝き、第92回アカデミー賞で最多11部門ノミネート、ホアキン・フェニックスが主演男優賞を獲得した。前作から2年後が舞台となる本作では、社会への反逆者にして人々の代弁者として祭り上げられたジョーカーが、新たに仕かけるショーがついに幕を開ける。また、主演のフェニックスが続投するほか、新たにレディー・ガガが出演する。

解禁された予告は、ピエロマスクを被る者たちや、「FREE JOKER(ジョーカーを自由に)」と書かれたプラカードを掲げる者たちなどが街を埋め尽くす人々のなか、護送車で輸送されるジョーカー(フェニックス)を映したシーンから始まる。彼らの意志に応えるようにガッツポーズと笑みを浮かべる姿からは、前作で社会を混乱に陥れた事件が、いかに強烈な影響与えているのかが感じさせられる。そして、ジョーカーを遠くから見つめる謎の女性、リー(ガガ)が「ジョーカーを見たとき、生まれて初めて、私は一人じゃないって思えた」と形容しがたい気持ちを直感的につぶやく。そこには、自身の人生を変えた男の狂気に染まっていくリーの新たな心情の一部が垣間見えている。「生まれて初めて、俺は一人じゃないと感じた」かつて孤独だったジョーカーの言葉の後、ショーが開幕。次第に加速していくジョーカーの暴走はリーへと伝播し、さらに人々を狂乱させる。世界中を巻き込むジョーカーの新たなショー(大事件)が怒涛の展開をみせていく。

本作は、日本語吹替版の初上映の他、IMAX、Dolby Cinema、ScreenXのラージフォーマットでも上映される。予告映像のラストカットでほほ笑むジョーカーの真意を劇場で目撃してほしい。

文/鈴木レイヤ