柳楽優弥が挑んだ“イケメン風”の元ヤン児童相談員に、堤幸彦監督も太鼓判!『夏目アラタの結婚』場面写真を独占入手
コミックスの累計発行部数250万部を突破した乃木坂太郎の同名漫画を、堤幸彦監督のメガホンで実写映画化した『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)。このたび本作から、柳楽優弥演じる主人公の夏目アラタの姿を収めた場面写真を独占入手した。
勤務態度は不真面目だが正義感が強い元ヤンキーの児童相談員の夏目アラタ(柳楽)は、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人で、死刑囚の“品川ピエロ”こと品川真珠(黒島結菜)にプロポーズをする。その目的は、遺族である少年からの依頼を受け、行方不明となっている遺体の首を探すためだった。毎日1回20分の駆け引きに翻弄されていくアラタ。やがて真珠から「誰も殺していない」という言葉が飛びだし…。
メガホンをとった堤監督は、アラタというキャラクターについて「そこにいるだけで魅力みたいなものがにじみ出てくるようなキャラクターにしたいと思いました。完全無欠ではなく、様々な登場人物によって揺れ動いていくものの、通す筋はちゃんと通す。そういった本当の格好良さを持っている、そんな男にしたかった」と説明。その上で、柳楽の演技について「ぴったりだと思いました。あまり見ることのできない柳楽優弥がそこに映っているんじゃないかと思っています」と自信たっぷり。
一方、柳楽は「脚本に“イケメン風”と書いてあったり、これまでやってきた役柄とは一味違う感じがあって、堤監督に新しさを引き出してもらいながら進む場面もありました。どうやったらいいんだろうと思って…(笑)」と特殊な役作りを振り返り、「アラタは男らしく頼り甲斐あると思います。だけどどこか抜けている感じもあり、そういうところも彼の魅力。演じていておもしろかったですし、僕自身がこういうキャラクターが好きというのもあり、演じながらいつもワクワクしていました」と語っている。
このたび解禁された場面写真には、タバコを片手にクールにバイクにまたがる姿やヤンキー風の出立ちをした姿など、アラタの異なる3つの表情が切り取られている。堤監督が「カットやカメラの微妙な位置によって表情が違う」と太鼓判をおす柳楽のこれまでにない一面に注目しながら、死刑囚との熾烈なシーソーゲームの行方を見届けてほしい。
文/久保田 和馬