『インサイド・ヘッド2』が公開2週目で首位に浮上!ピクサー作品5年ぶりの快挙で“ディズニー復権”をねらう

コラム

『インサイド・ヘッド2』が公開2週目で首位に浮上!ピクサー作品5年ぶりの快挙で“ディズニー復権”をねらう

シリーズ最高興収の昨年超え!『映画クレヨンしんちゃん』が首位に迫る好スタート

『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』は2位に初登場!
『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』は2位に初登場![c]臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2024

さて、今週は3本の新作タイトルがランクイン。そのなかで最高位の2位となったのは、国民的人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版最新作『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』(公開中)。初日から3日間で動員36万5000人、興収4億5500万円と、1位の『インサイド・ヘッド2』に迫る好成績を記録している。

祝日を含んだ公開4日間の累計成績では動員51万人、興収6億3600万円。元々“夏休み映画”として始まり、第2作以降はゴールデンウィークの恒例となっていた「映画クレヨンしんちゃん」。近年はコロナ禍の延期なども重なり公開時期は流動的となっているが、今回のオープニング成績はシリーズ最高興収を記録した昨年の『しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』(23)対比で113%。シリーズ新記録更新を狙うと同時に、今後は夏休み映画として定着していくのだろうか。

若手注目俳優が揃い踏み!『ブルーピリオド』は8位スタート
若手注目俳優が揃い踏み!『ブルーピリオド』は8位スタート[c]山口つばさ/講談社 [c]2024 映画「ブルーピリオド」製作委員会

6位に初登場を果たしたのは、2022年に放送されたテレビアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」を再編集した2部作の後編『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』(公開中)。祝日を含む公開4日間で観客動員16万6000人、興収2億5000万円を突破しており、6月に公開され動員ランキングで首位デビューを飾った前編『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』に匹敵する好発進。

また、コミックス累計発行部数700万部を超える山口つばさの同名漫画を、眞栄田郷敦主演で実写映画化した『ブルーピリオド』(公開中)は8位スタート。全国344スクリーンで公開され、初日からの公開4日間で動員11万人、興収1億5000万円を突破している。

前週1位の『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』は観客動員122万人を突破している
前週1位の『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』は観客動員122万人を突破している[c]2024 「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 [c] 堀越耕平/集英社

前週1位の『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(公開中)は3位となり、週末3日間で動員23万2000人、興収3億4600万円を記録。祝日までの公開11日間の累計成績は動員122万人、興収17億円を突破。4位の『怪盗グルーのミニオン超変身』(公開中)は累計で動員249万人、興収31億円を突破しており、5位の『キングダム 大将軍の帰還』(公開中)は動員416万人、興収61億円に到達。夏休みの注目タイトルは軒並み好調を維持している。


以下は、1~10位までのランキング(8月9日〜8月11日)
1位『インサイド・ヘッド2』
2位『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』
3位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
4位『怪盗グルーのミニオン超変身』
5位『キングダム 大将軍の帰還』
6位『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』
7位『デッドプール&ウルヴァリン』
8位『ブルーピリオド』
9位『もしも徳川家康が総理大臣になったら』
10位『あのコはだぁれ?』

今週末は、陰謀に巻き込まれたスタントマンの戦いを描くライアン・ゴズリング主演作『フォールガイ』(8月16日公開)、アニメ「刀剣乱舞 廻 -虚伝 燃ゆる本能寺-」の前日譚を描く『刀剣乱舞 廻 -々伝(どうでん) 近し侍らうものら-』(8月16日公開)、2019年に劇場公開&テレビ放送されたアニメ『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』に新規パートを加えて再構成した『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』(8月16日公開)などが控えている。

文/久保田 和馬

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