『ミライヘキミト。』で「本当の家族のようになれた!」川島鈴遥、西田尚美、斉藤陽一郎、ウエダアツシ監督が語る舞台裏
「会話も本番のまま続いていく感じで、本物の家族のようでした」(ウエダ)
――ヒロインたちのターニングポイントと“青春”を描くほか、各話に登場する渡利家の皆さんが食卓を囲むシーンも印象的でした。今回はらゆうこさんがフードコーディネーターとして入っていて、どの料理も実においしそうです。皆さんのお気に入りのメニューを教えてください。
斉藤「本当にどれもおいしくて、撮影が終わってもその場を離れなかったです。全部たいらげて、お昼休憩でのお弁当もおいしくてさらに食べる、みたいな。でも食が家族をどんどんつなげてくれたなと思います」
川島「私は最初の食事シーンで出てきたシラス丼が一番印象に残っています。どういうアングルで撮ればおいしそうに映るのかと研究されていて、その間に家族みんなで談笑できて仲良くなれました。最初は緊張していたけど、シラス丼をひと口食べたら本当においしくて。確かにカットがかかっても食べ続け、そこで家族になれた気がします」
斉藤「おいしいものを共有するだけで、つながりができるもんね。僕は一つ答えるとしたら松笠焼です。いままで食べたことがなかったし、味も食感も含めてとてもいい体験ができました。熱い油をかけたときの音もおいしそうすぎてヤバかったです!」
西田「娘たちが油をかけてくれましたよね」
川島「本当に熱かったです(笑)」
ウエダ監督「すいません(笑)」
斉藤「でも、子どもたちがやってくれちゃうところが贅沢でよかったです」
西田「撮影しながら、映画に匂いが映ればいいのにと思いました!ご飯が炊ける匂いや野菜を茹でた時の匂いなども本当においしそうだったから。それで実際に映像を観てみたら、本当においしそうに映っていたので、現場でこだわって、何度も何度も撮った甲斐があったなと思いました」
斉藤「アハハ!撮影が押したと伝えたかった?」
全員「アハハハ!」
西田「ほめているんです(笑)。例えばリアルな湯気を狙って撮っていたメニューもありましたが、時間の都合でそこまでできる現場とできない現場があると思うんです。今回のウエダ組は、そこにこだわられて撮っていたと思います」
――ウエダ監督は、皆さんがあまりにも楽しそうに食べているので、カットをかけづらかったそうですね。
ウエダ監督「もちろんカットをかけるんですけど、皆さん食べ続けるんです(笑)」
川島「次のシーンもあるのに、延々と食べちゃってました」
ウエダ監督「会話も本番のまま続いていく感じで、本物の家族のようでした(笑)」